「同情するならカネをくれ」を思う。切羽詰まっても生き抜くのが人間だ。

 今日も、鉾田市のハウス蔬菜栽培農家に方からお電話を頂戴しました。
 それは、切羽詰った当面の資金繰りに窮したうめきにも似た叫びでした。
 このブログでも触れたように、ホウレンソウ等の比較的栽培期間の短い野菜栽培農家は、出荷から換金期間も短く、同時に資金蓄積の機関も短い傾向にあります。
 資金繰りが、資金の回転が良いことが特色ですが、その資金が止まると早速生計の資金繰りに窮する傾向があると思われます。
 現状は、つなぎ融資もままならない。ましてや国の仮払いも具体性に欠く。どんなテレビ報道も、結果として「金額」「支払い時期」が明確でなければ意味がないのです。もう一度言えば、「如何なる減額された金額」でも、「早いほうが良い支払い時期が何時になっても」具体的でなければ何の意味がないのです。
 テレビ放映や、誰かの記者会見で、お金を貸してくれる人はいないのだす。
 その方から、「鉾田市が資金融通する方法はないだろうか」との問いかけがありました。私の頭には、申し訳ないけれども、瞬間に「難しい」と思いました。行政は、金融のノウハウを持たないからです。保証はするけれど、貸し手の銀行との契約が必要です。利子補給では、元金返済のリスクを金融機関はとりません。助成や見舞いでは、金額は小さく、不公平と言って実現しません。
 「本当に困った。アイデアがなく申し訳ない」とお詫びしました。その方は、私の説明に理解をして頂いたわけですが、結局は、ご本人か゛取引銀行の窓口で、個別対応による金融取引をする以外にありません。
 つまりは、指導者の決断こそが求められるのです。人と人の関係や、会社と人との関係を、疑いと差別の関係から、信頼と協調の関係に置き換えるための決断が必要と思えてなりません。
 今日は、来る24日に投票となる土浦市議選の予定候補者の事務所を訪ねました。土浦市五名の各事務所とも必勝の出陣式の準備に余念がありません。震災へのお見舞いもあり、節電やお見舞い文掲示等もあり、お祭り騒ぎではない質実ある選挙戦が予想されます。
 また、新治地区の支持者宅を訪問させて頂きました。
 温かく懇談ができ支援の要請にもご検討頂けるようでした。皆さんが望む土浦市の構築のために有為な人材を市議として送りたいとの心を感じ、自信を持って公明党候補を推薦してご納得いただけたものと確信します。
 明日もまた、自らの信じる道を邁進したいと思います。