土浦市消費生活連絡協議会結成40周年記念式典に伺いました。
この連絡協議会は、昭和50年7月に市内の女性団体賀一致協力して消費者問題に取り組むために結成された組織です。そして、消費者問題だけに留まらず霞ケ浦浄化を始めとする環境問題や、衣食住全般に感動の範囲を広げるなど土浦市民の生活環境の課題に取り組んできた実績ある協議会です。
現在も、「水質浄化部会」「食生活研究専門部会(地場産野菜を使った料理)」「資源愛護推進部会(創意工夫でエコライフ)」「生活改善部会(健康な未来のためにリラックス)」の部会が積極的に活動し発表しています。
明日(7月12日~13日)から2日間、亀城プラザで「土浦市消費生活展2014土浦展」を開催しており、環境にやさしく暮らしに役立つ情報が提供されます。
今年の記念式典は、中川土浦市長や同協議会の坂本会長、茨城生活環境部多木生活文化課長の他に、森島土浦警察署長が挨拶し、「振り込め詐欺(特殊詐欺)」について簡潔に注意喚起するなど時代を反映するものとなりした。
記念式典の後の記念講演会は、「隣りの晩御飯」で有名な落語家ヨネスケ師匠が「地球にやさしい暮らし方」について講演。36年間の「隣りの晩御飯」の経験のエッセンスとして、「『食』と言う字は、『人』を『良くする』」意味があると話しながら、晩御飯で一番多かったものは「カレー」、2番目は「鳥の空揚げ」、3番は「ハンバーグ」、4番は「スパゲッティー」、ちなみに漬物の1位は「キムチ」と述べました。
このことから、食事の主菜も漬物も、既に日本のものではない不思議さ、更に、柔らかい食べ物が主流である事実が日本人に大きな影響を与えている教えてくれました。だから、「固いものをかまないので、えらの張った顔がなくなり丸く」ひいては、「筆を持たないから力加減が分からない」とい生活になったとはなされました。
ヨネスケ師匠は、それでも日本人は、「安心、安全、美味いもの」を食べる人種であり、日本産の良さの本質は変わらないと示唆しました。
消費生活の歩みは、まさに日本人の生き方そのものの歩みです。食があったればこそ生きながらえ、そして生活の質の向上を図ってきたのです。しかしながら、それが本当の意味で良かったのかどうかを今こそ考えたいと思います。
賢明で、命を繋ぐ、消費生活向上を草の根の行動で支えたいと思います。