現場主義とは、地域密着だ。寄り添い、支え、励ます、普通を大事にすることだ。

 本日付けの茨城新聞一面に、県議会総務企画委員会で参考人出席頂いた鹿嶋臨海鉄道とひたちなか海浜鉄道の記事が掲載されました。委員会の審議から新聞記事の通りの現状と理解します。
 要は、鉄道交通の役割を再度検証し、鉄道が生活であり、地域であり、文化なのだと再確認することです。この大震災は、あらためて普通の事の素晴らしさを納得させてくれました。
 実は、委員会で一番心に残ったのは、壊滅的な災害場所を基点に上り下り方向に何両の車両が残ったかをお聞きしたことなのです。
 もちろんダイヤ構成から片方にすべてはないとは思いながらも、この偶然性こそが、震災後のオペレーションの鍵であったとすれば天は上手に仕分けするのだなと感心しました。
 
 脱線して言うと、虎舞竜のロードにある「なんでもないような事が、幸せだったと思う。なんでもない夜の事、二度と戻れない夜」です。単にこの歌が好きなだけですが。普通のことも意味あることと思えてなりません。
  
 特にひたちなか海浜鉄道㈱には、その名の通りのひたちなか海浜(公園)へ伸延されれば、夢ととともに営業成績向上もあるだろうにと思われます。もっと観光客の乗車増が臨まれてなりません。
 また、鹿嶋臨海鉄道は、財務体質の良さに、ある種感心しました。鹿嶋コンビナートの輸送が大きな柱となり、東京への輸送基地であり手段であることを再確認しました。
 鉄道が地域社会の動脈でることを理解することができました。これからは、愛する鉄道であるために、手作りの営業施策と確実な安全対策を望みたいと思います。
 また、同じ今日付けの茨城新聞の4面には、臨時災害FM局が、全国で21局、地域密着情報を発信とあります。
 臨時災害FM局は、阪神大震災を受けて1995年2月に初めて開設。住民の安否やライフラインの復旧状況など地域の災害関連情報を放送するものです。口頭での申請が可能で、電波出力の上限もありません。但し、免許を取得できるのは自治体に限られます。
 許可する総務省は、復興までの機関が従来の災害に比べて長期化するとして、年間の電波使用料を免除。更にFM局を運営する市町村に地方交付税交付金を支出する支援策もあるようです。
 情報の枯渇こそが、災害時の最大の課題であることを学びました。ツイッターも有用ですが、高齢者向きではありません。また、生の声の力のすごさがありません。
 ラジオは、生きた声の力の素晴らしさを伝えます。だからこそFM局なのだと思います。私も土浦市に提案しました。FM局の開設と、併せてラジオ購入助成を提案しました。コミュニティーツールとして是非見直して欲しいと主張します。
 更に、16面の記者手帳には、龍ヶ崎市が被災した市民のために設けている市独自の災害見舞金制度に、25日現在、、3976件の申請があったと報じています。一部損壊に係る一万円支給ですから、金額は分りやすいです。これは罹災照明により支給されているようで、世帯主が対象です。一部損壊にも色々な被害程度があろうかと思いますが、市に見舞いの気持ちと現実があることは嬉しいことだろうと推量します。
 私も、土浦市に見舞金制度を望んだのですが、残念ながら成立しませんでした。この判断は事情のあることですが、既に時も遅しであり、残念だけが残ります。
 今日は、新聞紙面からのブログです。また明日からも市民相談等に頑張ります。 
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