【議員力】「政策力」「発信力」「拡大力」「現場力」で、議員力に磨きをかけよう。

 統一地方選挙が終了し、5月1日から新しい心で新しい期の公明党議員が出発します。
 公明新聞に掲載された、議員力アップを、私も確認しつつ、市町村議員と県議会議員と国会議員のネットワークを築き上げて参りたい。
 公明党の、「大衆とともに」の立党精神を胸に、衆望に応える自身の成長を期して参ります。
 以下は、稲津久・党地方議会局長が新人議員に対して述べられた内容です。
 今回の統一地方選で多くの新人議員が誕生しました(一部地域は本日開票)。稲津久・党地方議会局長(衆院議員)に、議員力アップ、公明新聞拡大など公明党議員として取り組むべき課題などについて聞きました。
 『議員力・四つの力』
 (1)政策力
 (2)発信力
 (3)拡大力
 (4)現場力
 ――多くの新人議員が誕生しましたが、公明党議員として、まず取り組むべきことは何でしょうか。
 稲津久地方議会局長 公明党議員としてのスタートにあたり、まず、創立者から示された「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神を再確認し、どこまでも大衆のために働いていくとの決意と自覚を新たにしていきたいと思います。
 また、公明党の全ての議員にいえることですが、全力で支援していただいた党員、支持者の皆さまへの深い感謝の思いを、議員としての働きで示していこうと決意し合いたいと思います。
 ――昨年9月の党全国大会で、公明党の議員として取り組むべき指針が示されました。
 稲津局長 席上、地域の未来を切り開く党構築へ(1)議員力アップ(2)ネットワーク強化(3)公明新聞拡大(4)女性・青年運動の強化――が確認されました。
 中でも議員力アップの、(1)政策力(2)発信力(3)拡大力(4)現場力――の四つの柱は、議員個人の力量を向上させるものです。いずれも衆望を担う公明党の議員として期待に応えるために必要な力で、研さんと努力がなければ身に付きません。
 ――具体的にはどのような取り組みをすればいいのでしょう。
 稲津局長 政策力ですが、政策立案の基礎となる自治体の条例、地方自治法など議員として知っておくべき知識の自己研さんは当然です。その上で、公明党には公明新聞、「月刊公明」など、全国の自治体の政策、国の政策などを学べる格好の機関紙誌があります。熟読し、大いに活用していきましょう。
 市民相談などで受けた課題を奮闘しながら一つ一つ実現していくことが、生きた政策力を付ける一番の方法だと思います。
 ――「発信力」については。
 稲津局長 実現した実績や取り組んでいる課題も、発信しなければ支持拡大につながりません。まずは、街頭演説を丁寧に実施してほしいと思います。
 また、広報活動として、議会ごとに、質問内容や実績を報告する議会報を作成していきましょう。できるだけ多くの人に直接手渡したり、届ければ大きな効果があります。
 ――最近有力な発信力としてSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が注目されています。
 稲津局長 ホームページやブログ、フェイスブック、ツイッターなどSNSは選挙期間中でも発信できる手段として有効です。私も毎日更新するように心掛けています。こうしたSNSを通して、普段は接触があまりないグループや住民に自分を知ってもらうきっかけになります。
 ――「拡大力」について。
 稲津局長 市民相談やさまざまな団体・グループとの懇談会などで明らかになった課題に対し、解決に向けて誠実に取り組む中で、党や議員への理解を広め、常に新しい支持層を開拓、拡大していくことが大事です。
 また、公明新聞の購読推進は、党勢拡大のバロメーターであり、議員活動の大きな柱です。公明新聞を購読していただく中で、党の政策、立場、考え方がよく分かったとの声を多く伺います。議員としての拡大目標は必ずやり切るとの決意で取り組んでいきましょう。
 ――「現場力」については。
 稲津局長 公明党のモットーは「現場第一主義」です。住民の声を政治に反映することが議員としての役目です。議員はそのための立場を有権者から与えていただいたとの自覚を持たなければなりません。現場力を付けるには市民相談が一番です。市民相談は待っているのではなく、こちらから積極的に声を掛けていきましょう。
 これまで、それぞれの「力」について触れてきましたが、それぞれが独立しているのではなく、一体となっているのが議員活動です。
 現場の市民相談から地域の課題を知り、それを政策として実現し、地方政治に反映していく。その地域で解決できない場合は、公明党の最大の武器であるネットワークの力によって、地方議員同士や国会議員と連携し、より大きな観点で実現していく。そしてその成果を発信していく。四つの「力」は議員としての総合力なのです。
 ――新人議員への期待を。
 稲津局長 今回誕生した新人議員の皆さんは、次の50年へ党の盤石な基盤をつくる大きな役割と期待を担っています。全力で議員活動にまい進し、有権者の負託に応える活躍を期待しています。
 そのためにも党本部、県本部としても、新人議員研修の開催など、できる限りバックアップしていきます。
 共に力を合わせ、党勢拡大の先頭に立っていきましょう。