復興には智恵を。衆智を集めて元気に一歩踏み出すことだ。

 私の所属する総務企画委員会が所管する公共交通についての一環として、先日委員会に参考人出席されたひたちなか海浜鉄道の被災状況について、特に被害が甚大だった溜池踏切付近の土砂決壊現場の復旧工事の現在を視察して参りました。
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 被災当時は、写真左側にあった溜池が決壊し土砂か流出し、線路の路盤を崩れさせ、線路は宙に浮いた状況だったようです。現在は、宙に浮いた線路は切断され、溜池の修復と路盤整備に全力を挙げて復旧工事が進んでいるようです。
 その踏切の上下線を見渡しますと、レールの沈下や歪みがハッキリ分るものがありました。
 
 同社の吉田社長からは、7月15日までに復旧し運転再開したいとの宣言がありました。ともかくも安全確認を徹底して行い一日も早い運行開始をお願いしたいと思います。何よりも地元の市民が学生が待ち望んでいることなのですから。
 また、本日は、那珂湊駅にて、通常ではあり得ない当社所有の車両を7両連結するというイベントが開催されました。運行を待ちわびた方からは、駅構内とは言え、湊線車両が久方ぶりに走る姿が見られました。また、本当に珍しい車両連結のお披露目となり鉄道マニアの撮影会にもなりました。NHKを始めテレビの報道取材もあったようで、湊線ここにありのアピールができたものです。
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 私は、このほか湊線の終着駅である「阿字ヶ浦駅」にも立ち寄り、この鉄道の最終駅が今後伸延に資するのかを確かめたいと思いました。観光路線として湊線がひたちなか海浜公園まで伸延することが必要だと思うからです。少し高低差があるかなと思いますが、ローカル線らしい設定で、単に速度を争うものでないスタイルがあれば可能にも思えます。
 今日は、併せて「国営ひたち海浜公園」「那珂湊おさかな市場」、大洗の再開された「めんたいこパーク」再開店の目途立たない「アウトレットモール」を見て参りました。
 強風の一日にあって、太平洋は波が高く波浪は激しいものに見えました。そして、3月11日の津波は如何に想像を絶するものだったかを考えながら車を走らせました。