風評被害に挑戦するかのように野菜の販売を続ける「農産物直売所・みずほの村市場(つくば市)」に長谷川久夫代表を訪ねました。
私の先日のブログでも、販売する立場から放射線測定を積極的に取り入れ、正確で納得性のある安全な野菜の販売をしていることを紹介しました。
今回は、その後購入する顧客の反応や生産者の意見等をお聞きする機会を得たものです。
同市場では、6回の放射線量測定を実施し、また消費者や生産者、報道関係者との勉強会も実施したとのことです。詳細は同市場のブログに記載ありますのでご覧下さい。
さて、現状は、
①簡易検査として「ヨウ化ナトリウムシンチレーション・サーベイメーター(アロカ社製TCS161)」を、ここで疑念があれば精密検査として「ガンマ線スペクトロメーター」の詳細分析をする。ともかく過大評価しても過小評価しない。子どもは放射線に対する感受性が高い。
②同市場で販売する農産物は、すべて暫定基準値を下回っている。(大幅に)
③簡易検査の後、精密検査すると数値が低下する。簡易検査は、安全性に振れている。
④消費者は、公表される情報をもとに「〇〇を食べる。あるいは食べない」と自ら判断することが重要。
⑤これからの農業や食卓には、科学の力が必要。客観性の確保が大事。
⑥何を信じていいかわからない時は、自分の目で見たことが安心につながる。選ぶということも同じ。
と言う感想です。
放射線は既に地球上の何所にも存在し、私たちは逃れることのできないものです。
原発事故は、人災として全く不要な放射線をばら撒き被害をもたらす大事件です。
そして、残念ながらこの放射線からも逃げ出すわけにはいかないようです。
それだけに正確な情報と正確な知識と適切な判断をしなければなりません。
その情報を出すことに信頼できる世界を作らなければならないのです。
私たちは、正しく早い情報を求めるために最大の努力をして参りたいと思います。
さて、余談ですが、長谷川代表は、「遠慮しないで働くことだ。官僚を使いこなせない政権は不要。このままでいいのか。良く考えてくれ」と激励して下さいました。