平成7年から20余年の歳月をかけて、土浦市手野地区の土地改良工事(経営体幾節基盤整備事業手野地区)が竣工しました。
面接154.7ha、総事業費約39億2千万円、関係農家214戸、国・県・市・地元が相当の負担をし、地元では約20年の歳月に世代の交代をも乗り越えての竣工です。
この事業の効果は、日本一のレンコン産地の基盤整備であり、現在も農業後継者がしっかり存在する事を見れば事業の成果が既に認められるところです。
私の知る手野地区の昔は、道路の胸章・屈折・蛇行であり、田んぼの形状は不ぞろいでした。つまり、農作業と集出荷に多大な労力が必要であり非効率の地域基盤であったことは十分に知っています。我が家の田も少ないものの本地区にあることから実感できる整備事業です。
国道354バイパスが圃場の中央を通過することで整備事業の農家の費用負担を極小にするなど、大きな減歩を余儀なくされるも納得性のある事業になった事が特色です。
今後は、土浦市の蓮根栽培の最大拠点として益々の発展が期待されます。手野、田村、沖宿町が理想の農家経営ができるように、竣工の意義を留めたいと思います。