生茶葉の放射性物質測定。出荷自粛となる。

 茨城県農林水産部産地振興課は、県内茶葉の放射性濃度を測定し、本日、大子町と堺町に対して、「安全が確認できるまで、出荷の自粛」をするように要請しました。
 茶の分析結果は以下の通り。
①大子町 生茶葉 5/14採取 ヨウ素  検出せず
               セシウム 570 ⇒規制値超
      抽出液 5/14採取 ヨウ素  検出せず
               セシウム  30
②境 町 生茶葉 5/15採取 ヨウ素  検出せず
               セシウム 894 ⇒規制値超
      抽出液 5/15採取 ヨウ素  検出せず
               セシウム   3
 
 *抽出液は、製茶した茶葉10グラムを430ミリリットルの湯90℃、60秒間浸出
 *茶の暫定規制値(生茶葉)は、放射性セシウム 500Bg/kg
                放射性ヨウ素 規制値はなし
 *飲料水の暫定規制値は、放射性ヨウ素  300Bq/kg
             放射性セシウム 200Bq/kg
 茶葉は、今から摘み取り時期を迎えるもので、茶葉そのものの生長期になります。このデータが、生長期にある作物に出る傾向性でないことを思います。
 参考に、抽出液の分析結果を出していますが、これは私たちが「お茶」として飲料することを前提として、日本の文化とも言える定着したお茶の飲むことへの不安感を取り除きたいと言うことでしょうか。
 
 今日は、山家(やまか)家の告別式に参列し、午後は、土浦中華組合の総会に出席して参りました。
 土浦の飲食組合でも最も元気で、地域行事に参加し、若い店主からベテランまでを擁する期待の組合です。
 組合の皆さんも、震災を受け、店舗の損壊や食器等の破損、ライフライン停止による営業不能を乗り越えて集われました。
 それでも前向きな皆さんの姿が、土浦商店街の魁になると確信します。
 カレー焼きそばでB1グランプリを目指すとの決意発表もありました。まだ食べさせて頂いていないので、早速堪能したいとお願いしました。
 本ブログにご意見を寄せていただきました。ありがとうございます。
 
 地元土浦市もまた被災地であることを忘れることはありません。直接的また間接的に、地震と原発の影響は、わが身に迫っています。土浦商工会議所にも資金繰り相談がかつてない件数申込まれています。
 その上で、大きな視野を持ちながら足元を見つめるチャンスとして「週末ボラバス」があって良いのではと考えます。
 また、土浦市のホームページには、土浦全小中学校の放射性物質測定結果が掲載されています。遅ればせながらですが、計測器がメーカーから県を通じて贈呈されて初めて検査されました。今後は積算の値が重要になると考えます。この点は市議と連携して対応したいと思います。
 以上、よろしくお願いします。ドシドシご意見ご要望をお寄せ下さい。お待ちしております。
                              八島 功男