【茨城空港】これからが勝負。LCCkメリット追求と徹底した「おらが空港」戦略で日本一を目指したい。

 午前10時から、「茨城空港利用促進等協議会」の平成23年度総会が、水戸プラザホテルにて開催されました。
 同協議会の会長は、橋本知事。橋本知事は、あいさつの中で「期待された年であったが、東日本大震災の影響は大きい。韓国からのインバウンド客が減少。韓国政府が日本を<旅行自粛県>から<旅行留意先>に変更したもののまだ影響ある。上海は、原発事故のレベル7から大きく減少した。7月より週3回となるので、今後に期待したい。明日午前6時に、茨城空港に自衛隊の退役戦闘機F14を展示するために搬入する。7月23日から公開予定。乗降客とともに、空港ターミナル来場者の増加に努力する」との趣旨の話がありました。
 総会終了後は、早稲田大学アジア研究所の戸崎肇教授の「震災後の茨城空港の復興戦略」と題する講演がありました。
 まず、風評被害が九州地方にあるとして、それは「福岡と福島の[福]の一致、宮崎と宮城の[宮]の一致」であるとして、他愛のないことだけに払拭が難しい。3月11日の茨城空港ターミナルビルの天井落下の映像は負の大きなインパクトになった。そして、今の世論を変える話題が見当たらないと指摘しました。
 その上で、ビジネスジェットの普及促進を例に挙げ、ビジネスジェット保有会社の成長率を見込みながら、会議観光の有効性を説き、観光戦略の精緻な見直しを提言した。今後の茨城空港は、周辺整備とマーケティングの再構築により、可能性の追求をするべきと講演しました。
 
 私的には、ビジネスジェット誘致の可能性に対する空港の自衛隊との共用問題。臨機性に富み、柔軟な管制の展開の可否に触れなかったことは不満でした。
 さらに風評被害を例示しながら、対策の具体性は感じられなかったと思います。既に県の空港対策課は、何でもアリのアイデア勝負に出ており、就航対策としてのフィー関連の工夫やターミナルピルの黒字化に執念を持って対応していると感じます。
 少なくともその結果が来場者数に出ている訳で、これからは途切れなく企画を打つことでリピーターを確保し、行ってみたい空港のイメージアップをする以外にありません。
 茨城空港村を広く深く、地域に根差していく以外にないと思います。要は、搭乗者だけではないところで、地元の方が茨城県民が行ってみたいと思う空港になることが、陸上から旅立つキッカケになると思われます。
 
 委員会所管の案件でもあり、チエを出す努力を惜しまない心算です。
 午後からは、井手県議の自宅来訪を受け、東日本震災対策の記録等について打ち合わせしました。
 夕刻から、結城市にお邪魔して、県政報告会を開催。地元黒川市議の議会報告とともに、県会での橋本知事への要望活動や、議員活動の発信力、東海第二原発の問題、消防団員の育成の課題等を質疑を得てお話させていただきました。
 結城市は、常陽銀行関城支店に勤務していたこともあり、懐かしい地域です。かつてお会いしたお顔にもお会いすることができました。結城市も市長選を控えているなど市政に変化のでる可能性があります。公明党は公明党らしく政争に巻き込まれることなく堂々と市民のための政策を討って出たいと思います。
 今日お集まりの党員の皆様とともに頑張って参ります。