今日の土浦市のイベントは、東日本大震災復興祈願となる「礎会」神輿巡幸でした。
礎会は結成35周年の節目を迎えて、祇園祭りの大役として巡幸を盛大に市内を練り歩きました。礎会は、昭和52年に土浦青年会議所の20周年事業として発足したもので、青年による土浦興しを原点にしていると感じます。
今回は、記念イベントとして、東日本大震災の被災地である宮城県白石市から和太鼓倶楽部「蛍」の力強い演奏があり、復興の狼煙が上がったように思いました。
「天に届け!! 心に響け!! 闘北魂」を掲げて、心にビンビン響く太鼓のリズムが、闘う東北の魂を如何なく発揮されました。
その感動は、メンバーの義捐金への呼びかけに本当に多くの方が列をなして応じたことでも分かりました。
やはり、復興への思いの深さが、ここまで心に響くものなのだと感ずる時に、先日の被災地訪問時のガレキの山をハッキリと思い出します。
そして、ガレキ処理が進まない現況である政治の不毛を嘆きます。
今後のガレキ処理は、被災地だけでは消化しきれません。私たちも引き受けることになると思われます。そこに原発事故の影響がでてくることは言うまでもありません。
これからが復旧復興の本番です。絶対に他人事ではないと申し上げたい。
「共生」「共助」の大きな枠組みが問われてくると思います。
地元からは、毎回の土浦市の行事で頑張って下さる「亀城太鼓保存会」が、つくば市からは「常陸乃国上郷・中央囃子会」も競演して、盛り上げて下さいました。
夏の初めは、お祭りを中心に行事が目白押しです。各所を廻りながら、地元の方のパワーを感じつつも、高齢化と人が集まりにくくなっている現状を目の当りにします。
私たちは、人と人の連携や意思疎通、共感や共創に大きな課題と言うか、大きな変化を、残念ながら受け入れなければならない淋しさを感じています。
私たちは、もっと心のバネを大きく揺り動かして、感心と感動の、人生のメリハリを大切に頑張りたいと思います。
そのためにも、若く瑞々しい青年達に期待したいと思います。