【原爆と原発】人は制御できない原子力を驕りによって軽視し、人の命を軽んじてしまった。

 土浦の夏の大イベントである「土浦キララまつり2011」が開催されました。
 東日本大震災もあったこと、節電に努めること等から開催が危ぶまれましたが、時間等を短縮して中身の濃い土浦市一のお祭りとなりました。
 午後3時からは、安心・安全まちづくりパレードが、県警音楽隊の先導で、900超の交通安全のぼりを従えて土浦駅前通りをパレードしました。
 このパレードから土浦駅前通りは歩行者天国となり、きららまつりの開幕となります。
 大国中央駐車場では、「真夏のカレーフェア」として土浦カリー物語認定店の模擬店が立ち並び、私を支援して下さる中華組合メンバーの威勢良い掛け声も聞かれました。
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 夕刻らは、市内企業や自治会など27チームの七夕踊りが土浦駅前通りを席巻してパワー全開の踊りを披露しました。
 数年前は、この踊りの中にいたことを思い出し感慨深いものがあります。
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 さて、今日は、66年目の広島原爆の日を迎え、平和記念式典が開催されました。
 恥ずかしいことですが、こんなにも広島の原爆を意識して平和記念式典のテレビをみたことはありません。それは福島第一原発事故があったからにほかなりません。
 漫画「はだしのゲン」の作者中沢啓治さんいわれるとおり「人が制御できない原発はなくすべきだ」の言葉に深く共鳴します。
 原爆が第二次世界大戦を終結させたかもしれませんが、どんな美名で隠そうともこんなにも悲惨な現実を覆い隠すことはできません。66年経った今も苦しみが続いているのです。
 
 国内外で被爆者健康手帳を持つ方は、21万9410人、平均年齢は77.44才。この日、広島の子供達が訴えた「人間」だからこそ可能な事柄を忘れてはならないと思う。
 原発も、核開発である以上原爆製造の前段階として位置づけられるとも考えます。特にプルサーマルについては、もしかすると核の抑止力の一翼と看做すことさえ可能です。
 原発は、良くできた過渡的なエネルギーなのです。良くできたと思ったのは一部の人と企業と権力です。良くできたはずの原発は、自然を相克することなく自然の力に良くできていなかったのです。人の驕りと言って構わないと思います。
 まぎれもなく、命を脅かす原子力の力をどうすべきかを国民全員で考え抜いて参りたいと思います。
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