【小美玉】一事をもって白黒つける政治では、多様な市民の願いと政治参加を勝ち取れない。対話こそわが武器である。

 夕刻より、小美玉市で県政報告会と、11月小美玉市議選公明党候補者の公認紹介を、党員の皆さまとともに発表させて頂きました。
 県政報告は、19日20日の土浦市に続き、3日連続となります。各所で、一番の話題は、茨城県産のお米に関する放射能汚染に対するご心配です。皆さまの思いには、何ベクレルなら安心して食べられるのかと言うもののようです。
 私は、残念ながら「安全性確保のために、行政はできるだけ多くの地点の放射性物質測定をしていますが、老若男女や年齢差、もちろんお子さんや妊婦の方々に絶対の安心を結語するこはできません」と話させて頂いています。
 そして、「生産」「流通」「消費」の各段階と、作物における土地の汚染と作物自体の汚染の差異をシッカリ捉えて欲しいとお願いしています。
 また、東海第二原発の再開問題も、例えば20km圏内の住民避難の困難さを考えれば再開が難しいと述べています。
 これらは多くの方の理解を頂いていると考えますが、福島第一原発事故の収束が見えない状況では、安全安心の確信ある意見になっていないと寒々とした思いです。
 小美玉市では、市が予算化し計画している「スポーツシューレ(サカー場)」新設事業が、小美玉市を二分するムードで話題になっているようです。
 
 それにしても、政治のあり方が、単一案件の可否で左右されることは残念です。ましてや、震災と放射能を目の当りにして、市民生活は万全の体勢ではないと思われます。
 12月の県議選から話題になり争点にされた感すらあります。
 公明党は、市民生活全般に、市民目線で現場主義を貫きます。故に一事を持って白黒付けるような政治はできないのです。
 合併の格差の問題もあるやに違いありませんが、各地区で何が不足なのが何が問題なのかを丁寧に聴き取って、当選の誉れとして市執行部に提案要望していくものです。
 私たちの戦いは、権力闘争ではありません。権力の獲得ではなく、庶民のための権力の行使と監視だと思います。
 だからこそ、今回の小美玉市議選は、公明党こそが合併各町村の状況把握と課題理解と改善活動できるチャンスです。
 ぜひとも勝って皆様のための市政を邁進したいと思います。