【つなぎ融資】融資制度抵触ギリギリのところに金融の真のニーズがある。そこに県は学ぶべきだ。

 今日は、来月の第三回定例会の一般質問に向けて、質問項目について各部のヒアリングを行いました。
 東日本大震災に際して資金繰りを確保するための緊急融資の融資実行状況を、中小企業と農業と漁業別に聴き取りしました。
 基本的に保証協会の保証付であることから、保証実績から見る利用状況は、中小企業では既に当初予算をオーバーし9月補正で見直しするほどの実績です。農業は、予想を下回る実績で、一口で言えば茨城の農家がそれなりに充実しているのか、または相当我慢強いのかと言うくらいの実行学は低位です。漁業は、対象者が明確なことから予想通りの実績であり安心できる仕振りと言えると思います。
 今回のヒアリングで少し残念だったのは、折角の融資であるから申込み事情や、金額、期間等々の県民との接点をもっと分析して、県民の求める金融とか、生活実感を県政に反映させる姿勢に欠けることです。
 県民の声を聞くチャンスとして捉えるような考えがないことが残念です。ましてや、謝絶する案件にこそ、簡単に借りれない人の状況こそが、行政施策のポイントではないでしょうか。
 それにしても、中小企業の資金繰りは逼迫していることが見て取れます。県として、保証協会を指導し、各金融機関に要請をして、金融の緩和を徹底して欲しいと思います。