【3定補正予算】復興のバネになる補正か、未来の希望は与えられるか。

 茨城県は、9月開催の第3回定例会に提案する補正予算の概要を最大党派のいばらき自民党に説明した。
 一般会計の補正額は、約507億円に。補正後の予算総額は1兆2215億円と前年比10.9%の増加、過去2番目の規模となる。
 歳出は、県民文化センターの復旧工事に3億7300万円、建替えにはならなかったと言えます。
 また、県立水戸2高・県立水戸農業高の改築設計、被災学校施設復旧工事に15億9600万円を計上。
 新規事業として、公的医療機関の施設や設備復旧に6億9400万円も計上した。
 中小企業対策では、緊急融資枠を750億から1600億に増額するために283億1600万円計上する。8月22日段階で保証応諾枠を超過しており、過去最大の枠設定で臨むこととなった。
 また、県に寄せられた義捐金のうち約17億円で「東日本大震災復興基金」を設立し、自由度を高めて復旧や観光事業に宛てる予定だ。
 以上の、議案概要は、公明党に対しては、9月5日に説明がある予定。
 
 いよいよ議会が開催されるとの緊張感と期待感が出てきます。ただ補正の初見では少し物足りなさも感じます。国の二次補正との関係がありますが、小出しな感じです。また、6月の第2回定例会の補正予算の執行状況も気になるところです。復旧・復興と言っても、資金が廻り、毀損した設備が元に戻ることで、生産と流通とが生まれ、消費に向かいます。この当たり前のことに対して的確な一手を打てるかどうかが問題です。私たちは、現場の声を届ける、それも声なき声を手ずからすくい上げる、ここに議員としての役割があると考えます。
 
 秋の夜風になって参りました。秋は成熟向かう色鮮やかな秋です。現場に学んで参りたいと決意します。