【新・防災の日】防災は準備と避難が肝要、何を最後に守るかを厳しく問われるぞ。

 今日は、ご存知のように「防災の日」。加えて霞ヶ浦地域では「霞ヶ浦の日」でもありました。
 ともに、防災がテーマ。霞ヶ浦は、水害に対するものですが、昭和57年「茨城県霞ヶ浦の冨栄養化の防止に関する条例」の施行記念の制定です。霞ヶ浦は、環境の側面だけでなく、治水利水の大きな役割を担っていることが分かります。
 特に、今年は東日本大震災で堤防や周辺河川等の霞ヶ浦沿岸延長約260kmのうち60km(23.1%)が被災し、現時点では応急復旧工事であり、大雨や台風の影響が心配されます。本来は、亀裂等の入った堤防を撤去して施工しなおすことが求められますが、雨を避けるために11月以降になるということが影響します。
 そのため、いわゆる氾濫注意水位をいつもより60cm下げています。よって「洪水予報」「水防警報」が例年より早く発令される可能性がありますから注意が必要です。
 それにしても、「防災」や「減災」に対する意識も随分違ってきました。そして、他人任せでない「防災」「減災」を個々人がもっていなくてはなりません。災害は、遠くにあるのではなく近くにあります。
 地震についても、阪神淡路大震災は、直下型で火災が大きな被害でした。東日本大震災は、火災もありましたが、津波でした。災害の形が、全く違うものに私たちは遭遇するのです。まさに想定の範囲では、助からないのです。30年以内に発生する可能性大という東海東南海等地震や、東京都に影響する直下型地震も、人智を越えて襲ってくるのです。あらゆる可能性を探り的確な情報戦略で「減災」に取り組まなければならないと思われます。
 高層ビルの揺れが怖いですね。地下都市が心配です。
 防災計画は、避難計画です。避難計画は、一人でも多くの方を守ることです。独りよがりではなく、最善を尽くせる人の行動と生き方が試されるでしょう。作り上げた資産の意味が喪失するのが大災害です。守るべきは何かをシッカリ問いかけて防災に臨んで参りたいと思います。