茨城県議会は、今日から2日間各派代表質問が行われます。
今日は、いばらき自民党から桜井富夫議員、民主党から佐藤光雄議員が登壇して、県政全般ついて主に橋本知事に答弁を求めました。
自民党桜井議員の質問は、県政運営の総括的な質問で、知事答弁も総論から大きく踏み出すものはなかったように思います。質問件数が少し多いことから質問も急ぎ足で予定した時間を過ぎてしまいました。時間配分はとても難しいものです。
民主党佐藤議員は、民主党らしく野田内閣への所感等を訪ねましたが、知事マニュフェストの進捗を尋ねる内容には、まず民主党自らの問題解決を望むべきだと感じます。
その中でも、東日本大震災について知事は、初動対応の遅れと市町村連携に課題があったと率直に認めていた点は、今後の地域防災計画見直しに反映されるものとして期待されます。
また、官製談合の責任を問われて、調査結果を待ってと述べるなど想定内ですが、責任への言及と受けとめたいと思います。更に、森林湖沼環境税についは継続を滲ませる言葉遣いであり、今後の議論が必要です。
佐藤議員の持ち時間は、70分ですが5分前に終了しました。再質問の準備はなかったようです。少しもったいない感じがします。
いつもの事ながら、橋本知事から言葉が先行するような質問者の期待をいい意味で裏切るような積極果敢な答弁は望むべくありません。これが、着実で手堅い知事の手法であり、今の茨城を形成していると感じます。
ある意味全てに通暁しているから安全運転するものの、一方で知事の想定を越える質問を期待しているのではないかと思うことがあります。きっとそれは県職員の皆さんの立場も同様ではないかとすら思ってしまいます。
これもまた個性であり、守りの安心感とも言えるのかも知れません。こんなことを書いているとどこかでご指摘をうけるかも知れませんが、正直な感想です。他意はありません。