【県議会】一般質問の難しさ。調和と対立の相克で政策の一歩前進を。

 茨城県議会は、一般質問の初日を迎えました。そして、あらためて質問の難しさを感じます。先日も、土浦市議会を傍聴しましたが、やはり答弁による言質の引き出しや聞き取りは難しいと感じます。
 今日、こんなことを書きますと物議を醸すかもしれませんが、決して今日感じたことではなく、私が明後日一般質問に望むにあたって心配していることに他なりません。そこはご理解下さい。
 難しさは、まずは質問のテーマの選定です。やはり、質問の必然性と今尋ねるタイムリーさが必要です。
 必然性は、何のために問うのかという事だと思います。テーマに対する切り口ですね。できれば自分の言葉でありたいと思います。総論だけでは、総論でしか返って来ないと感じます。しかし、具体的すぎると枝葉末節になってしまいます。一問一答であれば、細かな回答から大きく引き出すことも可能ですが、県議会の一般質問はなかなか再質問に至らず、審議回答の強弱に繋がりません。これは議会改革の問題とも言えましょう。
 ついで時期の問題です。質問の流れの作り方にも課題あると言うことですが、今すべき質問をしたいと思います。しかし、そうすれば必ず質問が議員間で重複してしまいます。回答は、変えられません。ですから、同じ質問でも切り口によって違う回答にできることが理想です。ただ回答は先方次第ですから、簡単ではありません。
 やはり、質問の前の攻防が大切ですね。質問についてよく知るということは、回答を知るということです。発展性がなければ次の一手が生まれません。県議会では、ヒアリングをしますので、その良し悪しを自分の課題と捉えれば本当に有用なチャンスです。
 先日も記載しましたが、質問は抱け煮向かっているのかを明確にイメージすべきです。質疑がどこの立場から発せられたのか、なぜ日のような質問であり言葉遣いなのか、聞くことで分かる平易な言語が必要です。書き言葉と話し言葉の差異を上手に埋めなければなりません。
 ある意味、質疑の言葉や引き出す回答で敵を作ってはならないと思います。指摘することは大切ですが、あざとい、軽はずみな言質は後で効いてくると思います。一部の声を取り上げながら、大きく広げることが政治だとも思います。
 今日は、雑感を述べました。ご批判もあろうかと思いますが、いつでもご意見をお寄せ下さい。独りよがりな生き方をしないというのも私の基本的な考え方です。