【土浦市】「新治バス」試験運航スタート。地域の足の長さは乗客数が決める。期待大。

 土浦市は、今日(10月28日)から、土浦市新治地区に試験的にコミュニティバスの運行を開始しました。
 バスの愛称は、「新治バス」。奇をてらったものでなくストレートな誰もが分る名称であり、地元意識の高揚に繋がる名だと思います。新治中学の生徒さんが考案したものとお聞きしました。その代表が早朝6時30分からの開始式に出席してテープカットや花束贈呈でも活躍しました。
 彼女たちは、本人達も思いがけなく「新治バス」の第一号の乗車者にもになりました。中川市長や副市長と校長先生と同乗して、土浦駅に向かい、そして復路は彼女達だけの「新治バス」を堪能したことと思います。
 このバスは、昨年3月に廃止されたJRバス山ノ荘線の代替復活でもあり、朝晩のルートは土浦駅に向かう通勤客を、昼ルートは新治地内3ルートを循環して高齢者の皆さんなど交通弱者の足を確保するものです。
 私も、今後の過疎傾向にある地域の高齢者の交通手段の確保は、やはりバスであると思いながら、実質的には採算性に欠ける事で、運行の実現がされないことを気にしていました。
 その意味から、「新治バス」の成功、つまりより多くの方に乗車して頂くことへの期待を込めて運航開始式に出席しました。
 県においても県北振興のカギをバスが担います。しかし現実はからのパスの運行であり、県費の投入なくして実現しない場合もあるかもしれません。
 生活利便のバスとして多くの方の利用勝手の向上とともに、新治地域の発見や大きくいえばバスの旅的な観光利用等のアイデア勝負も大切にしていきたいと思います。
 バスは、これからの大切な地域活性化のツールであることを確認して今日のスタートを祝したいと思います。
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