【県議会】一般質問2日目、言うべきを言い、期待する回答を得る、質疑の妙は研究研鑽。

 茨城県議会一般質問の二日目、新人議員3名とベテランの4名が登壇し県政全般への質問をおこないました。
 今日の質問の傾向性は、保健福祉部関連の医療関連と農林水産部関連の食のブランド化関連が多かったように思われます。回答の傾向性は、質問が細部の具体的なものでも一般論に展開していく傾向があると思われます。
 もしくは、質問通告段階から相応の回答は難しいというものを敢えて質問するが故の結果かもしれません。如何なる回答を得るのかを想定して質問することも大事だと思います。そうしないと、回答が総論で、頑張りマスの決意発表みたいな形になってしまうのはもったいないと思います。
 今回は、橋本知事が、ひたちなか市がロックフェスティバル等で成功していることから常設の施設等を接し史てはとの提案に対して、かつてのワープステーション江戸の事例を出して難しいと答えたことが印象に残りました。また、つくばエキスプレスの増便の要望に対して、企画部長がTX鉄道会社の見解そのものを答えたのも、ある意味それしかない回答だからこそ質疑ともに釈然としないと感じました。
 今日の一般質問で珍しかったことは、質問者より傍聴者が注目される瞬間があったことでしょうか。原中日本医師会長が民主党県議の傍聴にご夫妻で来場されていたことは不思議な感じがします。
 一般質問が終了してから、今後の代表質問や一般質問を「分割質問」にした場合の運用方法について、議会事務局の実演を見ながらその動線等を確認しました。随分時間のロスがありそうですが、質疑が活性化し想定外の回答もありうるものとして緊張感ある審議が期待できそうです。議会改革の一つであり、更に検討を重ねて実効あるものにしたいと考えます。