【県議会】県政全般に通ずる総務企画委員会、多くの学びと経験を活かし、更に責任の高みに挑みたい。

 茨城県議会の常任委員会である総務企画委員会が開催されました。
 同委員会は、一班として総務部、二班として知事直轄部門と企画部に分けて審議します。
 今日の私の質問は、概要以下の通りです。総務企画関連は、その所管が全庁的に取り纏める部署であることから、質問は各論に入ると違う委員会所管各部各課になるなど質問の範囲の難しさとともに抽象的になりがちなところがあります。全てではないのですが、「突っ込む」時の工夫が必要だなと感じています。
 総務部に対しては、行財政改革の柱である地域主権改革について、第二次一括法を中心に質問しました。まず、国から県に通知された一括法関連の内容を基礎自治体である市町村にどのような形で下したのかを問い、次いで「義務付け・枠づけ」に触れて、改正のポイントである「従うべき基準」「標準」「参酌すべき基準」について簡潔な説明を求めました。
 そして、平成24年4月1日からの施行に向け、市町村は来年3月の定例会で条例を出す可能性もあることから十分な相談体制を要望しました。
 そのうえで、事務負担がどう発生するかを注視しながら「人」「財源」の不足に対しても的確な対応を要望しました。
 これらは、地域主権の主体である基礎自治体の自主性をどこまでの最優先に尊重して、地域間の公平性を確保することが大切であることから、県として難しい立場ながらも地域主権の進展に寄与して欲しいことを強く要望しました。
 次に、やはり行財政改革の柱である県庁改革について、県職員のあり方を質問しました。「高い資質」「使命感」ある県職員とはどのような職員像であるかを問い、更に「初心を忘れない」ながらも「理想と現実のギャップ」や「自己実現への可能性」の中での埋没等もありうることから、「新人事評価」の概要をといました。
 更に、人が人を評価する難しさを考えると、人事考課者の研修や訓練が必要であり、現行研修制度のあり方を民間の知恵を入れて欲しいと要望しました。
 加えて、「ワーク・ライフ・バランス」を図り、特に時間外勤務の削減に努力して欲しいと要望しました。
 午後からは、知事直轄部門と企画部の審議であり、まず、県総合計画の見直しについて質問しました。
 それは、震災復興と時期を同じくする総合計画であり、是非とも棄損した県内インフラや諸設備機能をゼロペースに戻す総合計画ではなく、一歩も二歩も前に出る計画を最終的に策定して欲しい。ついては、端的で納得のキャッチコピーなどもあっても良いと話しました。
 ついで、地域ブランドに関連して、熊本県の「くまモン」がゆるキャラグランプリを取り、香川県の「うどん県」がインパクトある広報戦略で話題になっていることから、本県も何時か何かが生まれるという待ちの姿勢ではなく、人の心のひだを打つ企画のヒットが欲しいと要望しました。
 最後に、県ホームページの工夫として、①アンケート機能 ②音声読み上げ機能 ③災害時のホームページ代理掲載を早急に実現してほしいと強く申し出しました。
 これらは、現ホームページのシステムか意匠等から、簡単に付加するだけではないのですが、ホームページは県施策や情報を掲載することが目的ではなく、如何に数多く閲覧してもらい理解して頂くかであることから、その結果が分かり誰にでも開かれるべきであることは言うまでもないと考えます。
 この点は是非ともバージヨンアップして欲しいと念願します。
 ともかく、今回で総務企画委員会での審議は終わりました。次回以降は、別の委員会に所属し新たな分野への挑戦となります。本委員会の議員の皆さまや執行部の皆様に深く感謝したいと思います。
 DSCN2127