【放射能検査】セシウム検出限界10Bq/Kg、検査で放射能汚染の感度を高め、理解と安心を深めたい。

 土浦市は、平成24年3月1日から農作物の放射性物質検査を開始します。そこで私と土浦市公明党平石勝司市議は、事前準備に注力する担当課を訪ねて参りました。
 土浦市ホームページに掲載の通り、この事業は、
 ①家庭菜園で自家消費する農作物を含む土浦市内で自ら生産した農作物を検査対象としています。
 現に市場出荷している農家が、自信をもって出荷できるためにも大切な事業です。但し、現在県内で出荷制限しているシイタケ等の制限されているものは、例えばこの検査で規制値範囲となっても県指定の出荷制限に及ばないことから土浦市の件さの対象外です。
 ②この検査は、3月1日から開始され、平日(土日・祝日を除く)の午前8時30分から午後5時15分を予約時間としています。
 1日の件さ件数は、1件当たり検査そのもので30分程度必要ですから、10件程度が適切でしょうか。そして、一回当たり一人1件となるようです。
 ③検査は無料です。
 但し、安全証明書を発行するものではなく、公平で公的な市が、水際の検査で、市民の不安を取り除くことを目的とするものです。正確な証明書が出る検査は、証明検査機関で8千円程度で検査できます。
 019④検査機器は、文部科学省観光のシンチレーションスペクトロメーター機器分析法に準拠する米国製ウェルカウンター・ベクレル分析装置で、まず毎日自然界の放射性物質データを分析したうえで、検体の分析結果を重ね合わせて、その差異から検体の検査結果をですものです。
 検出限界地は、セシウムで10Bq/Kgです。結果は、検出限界値以下の場合は、「不検出」と説明されます。この精度での結果は相当の信頼性があると考えられます。
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 今回、視察した際には、ホウレンソウを計測する現場に立ち会わせて頂きました。検査は、セシウム137、セシウム134、セシウム合算、ヨウ素131、カリウム40をも測定したしましたが、当然のことながら検出値はゼロではいものの全くと言っていいほどの低い値であった4月以降の食品セシウムの基準強化にも対応している水準です。
 私たちが放射能に向き合う姿勢は、一つは、「徹底して計る」ることですし、食品では「口に入る直前」が大事であると考えます。その意味から、この検査体制が長くことで放射能に対する感度を高めながら、検査数の積み重ねが安心安全を醸成するものであって欲しいと思います。
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