【行政書士会】新春講演会、「インフレ必至超円安の時来る」「税収と国債償還利払いは大丈夫か」ともあれ、地に足付けた汗した活動こそが評価されよう。

 昨日(2/22)、茨城県行政書士会新春交流会に、同会の顧問として出席させて頂きました。
 昭和26年2月22日のこの日に、行政書士法が成立し、待ちの法律家の国家資格が誕生した日です。行政書士徽章は、コスモスの花弁に「行むの文字を配して調和と真心を表しています。
 この日は、新春講演会が開催され、現三菱UFJ証券を経て経済アナリストとなった田嶋智太郎氏の「これからの日本経済の行方~行政書士に出来ること~」と題する講演がありました。
 講演は、今戸後の経済の見通しを「世界的なインフレ」として「大幅な円安」と「貿易赤字が経常赤字に」になるとの見解を示して、企業体力である資本力に論究されました。
 それは、資本の論理である「規模」と「コスト」による経営合理化の側面を信用とは何かを明確にするものと話し、地力の資本増強とは、資本のシンジケート化に他ならないとの見解です。
 氏の講演は、如何にも証券会社出身のアラリストらしい論理立てであり、現在の行き過ぎた円高や株安をしみじみ実感し、先日の日銀政策の転換ともとれるインフレ目標を考えれば、相応の説得力を持つものでした。また、経営者が当面望んでいる状況を捉えた講演と思われます。
 しかしながら、日本の税収と貿易収支の数字の追いかけっこが抜き差しならないことを想定しているとすれば、政治経済のあり方を、再検討するものになるでしょう。ある種の警鐘として参考にさせて頂きました。
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 講演会の後には、私も同会顧問としてご紹介頂きまして多くの方と懇談させて頂きました。
 茨城県行政書士会は、国井会長のリーダーシップのもとで、多くの方を糾合しながら熱く行動されています。行政書士の皆さまが携わる幅広いお仕事を考える時、更なるご活躍をお願いするばかりです。皆さまのご健勝をご期待致します。
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