【復興まちづくり人材バンク】復興の本格化の中で専門性ある人材不足に先行し対応が必要。

 国土交通省は、「復興まちづくり人材バンク」登録のお願いを発信して、被災地の復興まちづくりの本格化に向けて、特に専門性の高い技術者の募集登録を始めました。
 人材バンクの対象者は、まちづくりに関する知識・経験ある学識経験者ゃ民間の専門家並びに行政のOBとしており、その属性の分類として、資格の項では、「技術士・再開発プランナー・土地区画整理士・再開発コーディネーター・一級建築士・不動産鑑定士・中小企業診断士」を例示しています。更に、専門分野の項で先の資格の具体例をあげて、係る過去の経歴を聞く内容です。
 この調査の中には、活動可能地域として、「茨城県」も記載されており、本県の復興まちづくりに参画したい人材の登録も期待できそうです。
 もちろん主力となる想定被災地は東北三県だと思われますが、本県でも津波被害に遭遇し、住家の集団移転の可能性を模索するとなれば、充実の構想や計画とともに現場施工の監理を実行する技術者が必要なことは言うまでもありません。加えて民間経験や一度外部に出た行政OBの意見等は、新たな発想力として活用できると思われますし、自ら被災地に赴く決意は復興の大きなエンジンになると考えます。
 さて、茨城の復興の人材は不足していないのでしょうか。複雑で精緻に進める復興計画や手法の実行部隊の人材は大丈夫でしょうか。県として、復興計画を計画通り推し進める人材の発掘と集合に注力して欲しいと思います。