茨城県議会平成24年第1回定例会の本会議代表質問の初日を迎えました。
今回からの本会議の代表質問と一般質問は、質問方法が選択制になりました。一括方式と分割方式の質問形式です。
一括方式は、事前通告した質問項目のすべてを一度に質問し、答弁も全項目を一度にするという形式です。
効率的に時間を活用することができますが、質問質疑に対する答弁が対ではありませんから、質問項目は言辞の中で区切ってあるものの分かりにくい面はありますし、厳しく言えば言いっ放しに聞こえるかもしれません。
大体、従前の質疑答弁の内容についての議員と執行部のせめぎ合いがありますので心配なしと考えますが、少しの慣れが必要です。
分割方式は、従前に質問質疑の括りを明示して、その一項目毎に質問質疑の都度答弁するものです。QaudAのようなものです。加えて一項目ごとに再質問が可能ですから、原稿なし準備なしの再質問による答弁もあるというものです。議論の妙味の一つの形かもしれません。
この二つの方式を質問者は選択することができます。但し、質問の順番変更や答弁者の変更等に一定のルヘルがあります。今まで違って議員議席側に質問者席を設定するなど議場の形も一部変更になります。
さて、初回となる代表質問は、まずは「いばらき自民党」は一括方式、「民主党」は分割方式と、選択の両方を見ることになりました。
特に、民主党の質問を時間割してみると、第1項目に、質問11分と知事答弁11分に、再質問が質問1分と知事答弁2分でした。質問席の移動があったため第1項目で25分経過しました。
第2項目は、質問10分に知事答弁12分で移動込みで23分で再質問はなし。
第3項目は、質問7分に知事答弁6分でした。この段階で、残時間約10分。
最後に、教育長に対する通告質問を残しており、最終的には手持ち70分に収まったものの、見ている方としては少しハラハラした感想です。初めての経験ですし、やむなしと思われます。
再質問の質問時間と答弁時間は、事前に予想できませんので、全通告質問をしようとすると窮屈な感じです。更に、再質問しないとすれば、一括方式の方がムダなく感じられます。もちろん慣れているせいかもしれません。
予算特別委員会が一問一答方式ですから、分割質問に近い部分もあり、今後は位置づけも深化させていかなければならないと思われます。
やはり一番の違いは、再質問にせよその答弁にせよ、原稿なしですから言葉づかいから違ってきますし緊張感があることではないでしょうか。議論の活発化と活性化は、当然あるべき議会の姿ですから、私自身も分割質問の深化のために努力したと思います。