本日の茨城県議会の一般質問において、今回から導入された「分割方式」による質問をお二人の県議が実行されました。
この「分割方式」質問について、少しばかり感想を書きたいと思います。まだまだ始まったばかりですから、是非を問うものではありません。そこはご了承頂きたく思います。
①質問がコンパクトになり明確な言い回しになる場合と、紋切り型の質問になってその含意や論理を省くような質問があった。
②単純化した質問に、感情を乗せると、余り耳触りの良い言辞にならない。私の聞こえた範囲では、「口裏合わせ」「詐欺」などは不適切だとおもう。
③再質問等を終えて、次の質問項目の前に、前問の答弁について感想や意見を述べる場合、次の答弁のない事を良いことに一方的に見える決めつけの言とすることは好ましくないと考えるます。良くあるテレビのコメンテータが世間に迎合する纏めをして、したり顔をすることと同じのように感じます。
④執行部との過度に対立すると、再質問が言葉尻を捉えたものにしかならないのは当然。議論の発展がないので、論の筋立てが不能。余程の研鑽と工夫が必要だと思う。
⑤執行部の反問権(まだ定義されていないが)がないことをして、回答を求めていないとするのは、形式的にはその通りであるが③の場合は今後の課題と思える。
⑥再々質問までがルールであるが、時間が余って消化のために多言を弄するのも如何と感じてしまう。やはり時間配分が難しい。
なお、以上のことは、議会に不慣れで稚拙な私の感想ですので、ご批判をうけるもののご容赦願いたいと思います。
ただ世の風潮もしれませんが、ある種の決めつけの言と激しさが、正義の代弁者のように映るのは、現在の政治不信が原因であるように思います。
その閉塞感を打破する力を世の人がもとめているとすれば、表層的な激しさが物わかり良い穏やかさをアンチテーゼにしてしまうのかもしれません。
そんなことを感じる3月6日の一般質問でした。