【茨城県議会】分割質問は、執行部と対峙しスリムな質問。一括質問の良さもある。

 本日で、茨城県議会本会議の一般質問が終了しました。
 皆さまご承知の通り、今回から代表質問と一般質問には、従来の一括質問方式に加えて、質問の都度答弁を得て、再々質問まで可能とする分割質問方式が導入されました。
 この様子は、既に二度にわたって感想を期して参りましたが、一般質問の中では、やはり色々なケースに遭遇することになります。
 例えば、再質問が最終質問の場合は、残り質問時間の調整が難しく感じられます。
 分割質問の一つの特色である質問と答弁の一対一の分かり易い質疑は良いとしても、再質問が体とすれば、すこし時間の無駄があるように思われます。
 この場合は、最終の質問総括となる結語を議員席側から言うことになり落ち着きません。
 もちろん、分割方式は、最大の特色である「執行部に対峙する」質問スタイルですから、その緊張感はあります。
 議の字形は、一括質問ながら、相当の時間を残して答弁が終了した場合は、当然再質問の機会を得ます。この再質問は、全質問のいずれにも発することができますから、ある意味自由度が高いとも考えられます。再質問は原稿なしとなることが想定され、その意味で緊張感が瞬間に巻き起こる感じです。
 また、一つ面白く感じたのは、一括にせよ分割にせよ全ての質問が時間内に終了し、時間切れによる質問割愛が一問だけでした。傾向性は、質問がスリム化して簡潔になり、時間に余裕ができたと思われます。
 今本会議は、初めての試みとなりました。全体としては成功したと思えますが、操法の特色を十分に活かして本会議の活性化に資するにはもう少しの繰り返しが必要でしょう。私の一般質問は、分割方式で行いたいと思いました。