【土浦協同病院移転】移転後の真鍋跡地はどうなるか。老健施設・救急ワンストップ無床診療。新旧一体化と棲み分けは高度な課題。

 今日、開催された常陽懇話会(常陽新聞新社主催・会員101名)は、土浦協同病院名誉院長藤原秀臣氏の「新病院建設における地域活性化とこれからの医療」と題する講演会でした。
 現在土浦市真鍋にある同病院は、平成27年4~6月にオープン予定に土浦市おおつ野に新築移転を決定しています。
 この移転は、地元土浦市真鍋の皆さんや土浦市議会も真鍋近接地の移転を強く求めていた経緯があり、おおつ野移転決定の後は、現在地の跡地利用に大きな期待と興味が移っています。
 今日の講演の中でも、新病院の位置取りについては、現病院と新病院は直線距離で約4.5㎞であり、県道荒川沖木田余線の変則3車線化、国道354号バイパスの開通と4車線化への期待、時間距離では15分程度であり、現病院で駐車場を探して30分かかることもあることから、実質時間に遜色なく改善が認められると話されました。
 そして、医療の抱える様々な課題も明示しながら、TTP問題・高齢者医療・終末期医療・在宅医療・急性期病院と慢性期病院・医師不足・国民皆保険・混合診療等への考察を分かり易く講演されました。
 今日参加の多くの方が知りたかった跡地利用については、その基本的な考え方を
 ①土浦協同病院は、これまで通り土浦市民を中心とした地域住民の皆様の安全・安心・健康を守るために、土浦市内に日本トップモデルの新病院を建設します。
 ②土浦協同病院は、現病院が移転新築した後も真鍋地区(現在地)に診療機能を残し、一般外来や夜間救急医療を担い、老人保健施設などの入院医療施設を新設することを視野に入れており、真鍋地区および地域住民の皆様に安心とて満足いただける医療提供体制を整える予定であります。
 ③真鍋地区(現在地)の新たな診療施設と新病院は一体化した緊密な医療連携体制を保ち、地域全体を包括した大きな複合的医療センターとして土浦市民及び地域住民の皆様の健康を守り、地域の活性化にもお役にたちたいと考えています。
 とその考え方を説明しました。そして、具体的な展開として
 ①高齢者医療施設の設置
 ②無床診療所として活用
 ③休日夜間診療所として活用
 
 を考えている旨のお話がありました。
 これらは、現在地に一定規模の診療所として継続する。
 この診療所は、比較的軽微なワンストップ診療として新病院と診療程度の棲み分けを図る。
 それは、医師や看護師のゆとりある適切な医療体制の維持となる。
 更に、平均13.3日(現病院)の入院加療以降の慢性期医療・リハビリの医療継続の病院として存立させる。
 救急病棟と癌センターは残すことになろう。
 という事が私の理解したことです。これらは病院経営の面からみると相当額の費用を要するもので、更に検討が必要でしょう。
 約800床の日本一を目指す病院。この挑戦に私たちの地域医療の命運がかかっています。
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