【防災シミュレーション】自助・近助(きんじょ)、そして公助。命を守るパラダイムは、三つの助の相乗効果。

 公明党土浦市議会の党員会が開催され、私も土浦市内の党員として、また党員各位にご支援頂いて現職にある身として、感謝の心で出席させて頂きました。
 そして、お時間を頂いて、防災に関するお話をさせて頂きました。
 まず、皆さまに興味を持って参加して頂くことを念頭に、内閣府のホームページから、防災シミォレーターの項で「震度6強体験シミュレーション」を皆さんで賛否を取りながら進めました。
 これは、まず家庭の防災対策の現況を、家具の固定と耐震強度の有無を設定し、コマを進めていくものです。そして、回答によっては、100ある「生き残りレベルゲージ」が減少していくというもので、防災の事ながら回答の結果次第で地震のライフ値が減少するという生き残りシミュレーションです。
 まあ、常識をもってすれば減点なしが当然ですが、学習ということから、参加者の総意と反対の間違った回答を指定してページを進めました。すると、生き残りレベルゲージは、今回30残りですので、震災等被害大になってしまいました。
 パソコンを持ち込み、プロジェクターにより拡大して、音声も大きく出るようにして、進行の解説を私がすることで、皆さんの興味を引っ張ってみました。まずまずの好評を得ましたので、防災の話をされる方にはお勧めしたいと思います。
 なお、このシミュレーター終了後は、「公助」が災害発生の時間帯等で大きく差異があることから、やはり「自助」と「共助」が大切であり、月刊誌「潮」5月号には、猪瀬東京都副知事の記事に「共助」は「近助(きんじょ)」といわれていることを紹介して論をすすめました。
 そのうえで、茨城県の地域防災計画にふれ、公明党県議会で訴えたことの反映が随所にあることを報告させて頂きました。
 質問回では、霞ヶ浦を原水とする土浦市民の飲料水に対する放射能汚染の懸念が訴えられました。私は、土木企業委員会での質疑を通して、現在の測定結果をお伝えし、食品安全基準の新基準等から見て、ほぼ安全と言えまいかと申し上げました。
 いま、多くの方が、放射性物質の影響をどのように推し量るべきかを悩んでいます。安易な安全説や安心の言を言うわけにはまいりませんが、対処療法ではありますが、きめ細かな測定を人の口に入る前に丹念に実施して対応していかなくてはならないと思います。まだまだ不安の解消には至りませんが、多くの情報を発信しながら安全安心の一助になりたいと思います。