本日は、私の所属する茨城県議会の常任委員会「土木企業委員会」の県内調査として、県南地域の視察を行いました。
まず、竜巻被害があったつくば市北条を訪れ、被災後5日の北条商店街を徒歩で視察し、復旧の進捗とこれからの課題を聴取しました。
私達公明党議員は、既に連日現地入りしていることから、現状を承知しているものの日に日に多くの課題が明らかになっていると感じます。
災害救助法や生活再建支援法の適用がされることなっても、罹災証明の取得を知らなければ支援のスタートはできません。がれき処理も3か所目の遠方の場所になっています。これらの正確な情報が周知されることが今大切なことと思われます。
次に、合併市町村幹線道路緊急整備支援事業である「朝日トンネル」の工事現場を視察しました。バスは、既に本体工事が完了したトンネルの土浦市石岡市の境界付近に進み、そこで事業概要を聴取しました。
視察の3か所目は、恋瀬川の改修事業である五輪堂橋架替え工事の進捗事業を視察しました。この事業は、治水対策として、浸水被害軽減を企図して、河道採掘と築堤、同五輪堂橋の移築架け替えをするものです。地域の道路等から見ると立派過ぎる橋にも見えますが、シンボル的な面も考慮したということでした。
次いで、私たちは、土浦土木事務所会議室で昼食を挟みながら、同事務所管内の首長各位との意見交換会を実施しました。中川土浦市長、久保田石岡市長、田口稲敷市長、宮嶋かすみがうら市長、天田阿見町長が出席され各地の要望事項が簡潔に説明されました。
午後、最初に視察したのは、県南水道事務所(霞ヶ浦浄水場)改築事業の現況調査となりました。同事務所の屋上から浄水施設を俯瞰しつつ新たな施設の工事進捗状況を聴取しました。
次に、竜ヶ崎工事事務所管内に移動し、土浦阿見都市計画事業である「阿見吉原土地区画整理事業」の現地を市中から視察し、担当者のパネルによる説明を受けました。
同区画整理事業は、圏央道阿見東インターに直結した立地に優れた地域開発であり、「あみプレミアム・アウトレット」や「雪印メグミルク」等の進出すら今後に期待の持てる事業です。
視察の最後は、圏央道仮称東インターチェンジ設置場所の視察となりました。圏央道は、ほぼ土地取得が修了し、収用手続きに入ったことからここ数年で感性の目途が立つ期待の自動車専用道路です。常磐道と東関道大栄付近を結ぶことの意味は大きいと考えます。
ただここの視察は大雨のため外に出られませんでした。残念です。
車中で国交省の担当者から丁寧な説明を受けたものです。
以上の日程で土木企業委員会の県内調査を終了しました。県南地域でもあり、私自身は十分承知している地域です。そして、将来の発展を期待できる地域と確信します。ここに茨城県の明日を拓く活力の源泉を見出したいたと思います。