【県外調査】港湾振興や斬新の都市構想は、信念と工夫の発露から完成する地域の自信を彷彿させる。

 茨城県議会土木企業委員会の県外調査の最終日は、下関市役所を訪ねて、下関港の特色等を学ばせて頂きました。
 下関港は、関西以東からも陸路で運ばれる品々を韓国や中国に輸出入する貿易港として大きな役割を果たしています。これらは、どちらかと言えば少ロットの製品をフェリーを使って貿易する体制に特色があります。また、広々としたバックヤードがない事を逆手に、船との近接性や、日を置かないスピード感で、対岸の九州地区との差別化を図っています。
 今回の県外調査は、港湾を多く見させていただきました。当然のことながらアジアを標榜し、大陸貿易を進展させようとの努力を感じます。もちろん、貿易港としての歴史は、茨城港と比べようもありませんし、地勢そのものの差異を感じてなりません。しかしながら、デメリットをもメリットに変える工夫は学ぶべきものが多でした。
 帰路に入り、雨の関門橋を通り抜けました。また北九州空港では、銀河鉄道999のメーテルがインフォメーションのデスクにいました。安穏としていてはいけないと感じられる県外調査となりました。
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