来る衆議院選挙に比例区北関東ブロックから挑戦する立候補予定者として、茨城県も「エコフロンティアかさま」で取引あった元ゴールドマンサックス執行役員の岡本三成さんがいます。
47歳のバイタリティ溢れる彼に、私は「国政の大きな変革者たりうる可能性」を実感してなりません。
それは、岡本さんの講演会での歯切れ良い言葉に聞かれます。現状の政治の問題点をさわやかにズバッと切り取り、国際感覚で、現状打破の希望と勇気を与えてくれます。
以下は、先日開催された小単位の語る会での講演です。論文ではありませんし、聞く方々の心を掴み揺さぶる思いのたけも随所に感じますが、若き変革者のパワーを感じて頂ければと思い講演の抄録を私の責任で掲載します。
〇国会議員は言い訳するな
政治家の仕事は今景気が悪いことを皆さんに説明して、「景気が悪くって当然ですよね」と納得してもらう事ではありません。どうやったらちょっとでも景気を良くすることができるかという事を考えて一緒に実行することではありませんか。
にもかかわらず、例えば「少子高齢化だ」と、「お金がかかります」「人口が減っています」と、まことしやかな言いぶりをして、景気が悪くて当然だという政治家がいます。それらは、確かに原因かもしれません。ただ、その中でどうしたら景気が良くなる、景気が良くなるとは、平たく言えば皆さんの給料が上がるということ、どうやったらその可能性を追求できるかという事を考えること、実行することが政治家の役割でしょう。
もし「少子高齢化」がすべての原因だったら、お隣の韓国を見て下さい。韓国は日本と同じスピードで人口が減っています。すごい少子高齢化で社会福祉にお金がかかっています。その韓国の去年の経済成長率は、年間5%です。
ある政治家にそのことを言いました。すると、その政治家は、「岡本さん、韓国は発展途上国で上昇している国じゃないですか。日本は成熟した国で、韓国と比べられません」と言います。
それでは、ドイツ。日本より成熟した国です。ドイツも少子高齢化が進んでいますが、去年の経済成長率3%です。給料が増えているのです。
日本は言い訳をしている場合ではない。別の政治家がこう言っていました。「日本には、資源がないのです。石油もない。鉄鉱石もない。それで、成熟した社会で成長できるわけがない」と。そうかもしれません。でも、成長できないということを正当化するだったら、「あんた(政治家)の仕事はなんなんだ」と思いました。
もし、「資源がない」を言い訳にするのだったら、シンガポール。私は住んでいました。一滴も石油など出ません。鉄鉱石もアルミニウムもありません。去年のシンガポールの成長率は8%、1昨年は13%。
私は、シンガポールと同じことをやれとか、ドイツとおなじことをやれとかありません。シンガポールもドイツも景気を良くするために一生懸命考えて、どんどん手を打つ中で効果のあるものを探しているのです。
今、悪いことをあたかも悪くて当然だと言って、納得して下さいよというのだったら、政治の仕事はいらないじゃないかと思うのですが如何でしょうか。
この間、テレビで民主党の人が、こう言っていたことにびっくりしました。「今は景気が悪いです。だから民間企業に頑張ってもらいたい」と言うのです。民間企業は、これ以上頑張れないくらい頑張っています。頑張ってほしいのは政治家の方じゃないですか。もしある企業の景気が悪かったら、そこの社長さんは、業績の悪いことを自分の責任だと本当に悩んでいます。責任があれば当然だと思います。今、日本中景気が悪いのです。日本株式会社の景気が悪いのです。日本の社長は国会議員ですよね。その国会議員が、景気が悪いことを自分の責任だと思っていないのだったら、国会議員の資格などないと思うのですが如何でしょう。
私は、この日本の景気を自分の責任だと思って働いて参ります。