長期国債格付け低下はどうするのか

 昨日、日本の借金が1,000兆円目前とブログに書き、この危機的状況を踏まえて財政再建の不退の決意と処方箋を世界に発信すべきと考えました。
 すると今日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、27日、日本の長期国債格付けを従来の「AA」から「AAマイナス」に一段引き下げたことが発表したと報道されました。
 この格付けは、中国や台湾と同格、財政難で信用不安のあるスペインより下というもの。
 S&Pは、「日本の財政赤字は、今後数年に亘り高止まりし、財政の柔軟性がささらに低下する」と理由を説明しているそうです。
 これは、看過できない事象です。
 現在は、日本の国債は、銀行等シンジケート団により、国内で消化されているものの、少しずつ中国等に買い入れされており、いつまで大丈夫とは言い難い状況です。
 ましてや、債権が債務不履行などになった場合のリスクを取引するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場の保証料率が上昇するなど、海外投資家が日本の財政に不安視していることが現れているもの。
 そんな中、菅首相は、同報道の感想を「疎い」と言ってしまう体たらくにはガッカリする。
 
 自家撞着な島国根性のような意識では、世界では通用しないと思う。
 
 市場の評価に敏感でないものに経営を任せられないのはね一般企業の常識なのだ。
 自分は正しいとだけ言って、国を滅ぼしてはならないと言っては言いすぎだろうか。
 ともかくも、民主党は、マニフェストを潔く修正し、政争から政治の本来に、間違いを間違いと認めてはいかがだろうか。間違いの原点がそこにあると思われてならないのです。
 そうしないと、全てが手遅れになる。地方が困る。何も動かなくなる事態は、国の責任で何としても回避して欲しい。
  DSC_2740
 
 今日は、まず古巣とも言える常陽銀行筑波支店に今回転勤になった後輩に送別の挨拶をするために訪問しました。
 
 加えて、約一年前まで私の同僚である皆様と言葉を交わしては、健闘を称え合いました。皆、一生懸命頑張って歴史と伝統ある筑波支店を守ってくれています。本当にありがたいことだと感謝します。
 
 午後は、土浦市役所の記者クラブを訪問して、新聞記者の方々と懇談しました。
 その後、土浦警察署に真家署長をお訪ねして表敬致しました。
 年初の刺殺事件等で多忙と思われていたことから、遅れたご挨拶になりました。やはり、安全安心のために、市民とともに警察署も署員も手を携えて参りたいとの共通の思いを再確認しました。
 夕は、いよいよの地方統一選挙である土浦市議選のスタートのため荒井武議員(今回3期目の挑戦)の支援団体の出発式で幕間のご挨拶をさせて頂きました。