【かすみがうら市議会リコール】市政の混乱はここで回避、感情のしこりを乗り越えるカギは、市民目線の市民の声を反映させる政治の現場から。

 土浦市のお隣かすみがうら市で行われていた「市議会解散請求(リコール)」について、各紙の報道によれば、解散の是非を問う住民投票への本請求を断念したことが伝えられました。
 これで、一応は市政の混乱の歯止めがかかったものと歓迎したいと思います。
 公明党の考え方は既に本ブログでもふれている所です。これ以上のかすみがうら市政の混乱を止めたい。そのためにリコール署名は基本的に応じないというものです。
 この考え方は、今後の如何なる市長と議会の対立の中でも変わりません。つまり、「次は市長リコール」ではないと言うことです。
 市長と議会の政策的な対立は、十分ありうるもので排除するものでありません。しかし、対立するだけで、合意形成のための胸襟を開いた対話と合意が、二元代表の意義と言うものでしょう。
 感情的な対立を乗り越えて、大いに議論して頂きたいと思います。いずれは、市長も議会も選挙の審判を受けます。このままでは、かすみがうら市の次代を担う人材が搬出されないのではと危惧しています。
 もっと市民を見据えて、真の意味で旧旧出島と旧千代田が合併の素晴らしい果実を手に入れるべきではないでしょうか。
 以上を踏まえた上で、昨日の記者会見や議会リコール署名についての感想を述べたいと思います。ここに記載することで私自身の記憶に留めたいと軽い気持ちです。
 ①署名1万1277人(6/26~7/26 受任者536人 同市有権者3万5840人 1/3 1万1947人)は、本請求を670人下回る。
  
 670人は、必要数に対して5.6%、受任者比1.25を考慮すると、最後に達成できなかった事情は何か分析する必要があると思います。当然中間集計もしているでしょうし、不備率も見ながら推進しなかったのでしょうか。それとも代筆や重複確認で減少したのでしょうか。
 
 直接会えない、議会の反対運動のの理由は、このような運動を進める場合には当然であり理由にはなりません。この場合は、リコール運動が市内に広がらなかった本質的な理由をリコールの目的に即して話すべきではないでしょうか。厳しい言い方ではありますが、市長が主導する議会リコールという特異性を考えてここに書きたいと思います。
 ②市長の会見の要旨「確かに敗北だが、リコール運動を始めてから、中学3年生以下の医療費無料化案の可決(所得制限付)や本会議の可視化など、中途半端な内容ながら議会にも変化の兆しが出て、従来の態度を変えつつある。署名の数は、いわゆる喧嘩両成敗。『いいかげんにしろ』という民の声、天の声と受け止めたい」(引用・茨城新聞21面 仁平記者)があります。
 
 議会の採決態度が、リコール運動によって左右されたとすれば由々しきことだと思います。市長は、リコールを何のために実行しようとしたのでしょうか。ここには、今後の議会との対話の姿勢は感じられないと思うのです。力技で曲げたわけでもないでしょう。
 喧嘩両成敗とするのではなく、この結果をまずは市長ご自身が、市民の声と受け止めることから始めては如何でしょうか。「いい加減にしろ」は、市政に対する不信感の発露としての言葉とすれば、責任の重さを感じなければならないと思います。
 ③解散請求実行委員会と市長の同席に違和感を感じます。
 これは、市民運動ではないと思うからです。それでは何か。やはり、政治の権力闘争と言わなければなりません。この形は、分かり易いよう見えて、しかし市民感覚ではなかったと感じてなりません。本当に、議会リコールの趣旨は市民に理解されたのでしょうか。
 宮嶋市長は、1万2051票を獲得し、僅差(276票)で当選されました。そして、当選の弁は、「もっと市民の皆さんに理解を得て」とありました。
 市長も議会ももっと市民を見て市民の声をくみ上げて市政を推し進めて欲しいと思います。市民の意見を肌で感じて行う発言こそが、最も強く確かな実現する意見と思います。