9月18日の私の一般質問では、まず「雇用」の問題を取り上げたいと思います。
「雇用」と言ってしまえば他の議員も同様な質問もあろうかと思います。そこで、私は、「若年者の雇用と中小起業」との視点で、若い人材の発掘と中小企業のニーズのマッチングをテーマにしたいと思っています。
やはり、若者の雇用は、少子化対策であり、経済成長の礎になる大切な鍵です。結婚し家庭を持つ、女性の活躍もより一層期待されるものです。
公明党は、福祉ビジョンの中で、雇用こそ福祉の源泉と位置付けています。以下、その考え方を記載したいと思います。
若年者雇用対策
①就職活動の長期化・早期化の是正
学生が地に足を付けて学業に打ち込めるようにすることは、何より学生自身の将来のためとなるだけでなく、社会また企業にとっても優秀な人材の確保につながります。企業・学生双方にとってより有益で望ましい新たな就職協定作りなど、就職活動の見直しを促します。
②“新卒至上主義”の是正
経済状況の悪い時期に新卒として就職活動をせざるを得ない学生が、企業の“新卒至上主義”のもとで苦しまなければならない現状を改善するため、企業の新卒採用の枠を卒業後3年の学卒者まで拡大するよう求めます。
③非正規雇用者の待遇改善
企業の活力といっても、結局はそこで働く一人一人がどれだけ意欲を持って働いているかにかかっています。そうした意味から全雇用者の約3分の1に上る非正規雇用者の待遇改善を図ることは、多くの企業にとっても有益です。年長フリーター対策に取り組むとともに、雇用保険や健康保険、厚生年金の加入要件の緩和、短時間正社員制度の導入を推進します。
④ワークシェアリングの促進
企業内でより多くの労働者に雇用機会を与えるワークシェアリングを促進し、長時間労働の是正・仕事の能率の向上とともに、失業者や潜在的な労働者の就業機会の確保につなげます。