土浦市新庁舎建設候補地は、イトヨーカドー土浦店跡地(ウララⅠ)とすることが、本日の土浦市議会全員協議会で中川市長から発表されました。
市庁舎の候補地は、市庁舎移転審議会が、①中央一丁目地区と②イトーヨーカドー土浦店跡地を答申していたが、今回中央一丁目は退けられる形となった。
全協の様子からは、選定に対する突っ込んだ質問もなく修了したようで、多くは予想通りであったのかなと思われます。
さて、土浦市執行部は、イトーヨーカドー跡地を選定した理由を以下、4点の視点として説明しています。
(1)市民の利便性
(2)氏族可能なまちづくりへの貢献性(中心市街地活性化の核となる機能の長期継続的確保)
(3)経済性
(4)迅速性(早期整備が可能であること)
その概要は、(1)市民の利便性は、立地の事です。特に公共交通機関の結節点で、市内のどこからもバランス良い位置にあるとしています。
(2)持続可能なまちづくりへの貢献性は、新庁舎の位置がまちづくりに重要であることから、中心市街地の活性化を図りたいとするものです。そして、スーパーを地下に残すなどの検討を明示しています。
(3)経済性は、将来の財政負担に配慮し、既存施設の利用は新築に対して十分安価であるとしている。
(4)迅速性は、ヨーカドー土浦店変転から時間を置かずに整備することが中神事が一活性化に資するというものです。
さて、随分議論し話題となった土浦市庁舎移転問題は、まず一応の結論を得ました。候補地として発表されましたので、まずはヨーカドー以外の店舗に対する移転交渉が始まるものと考えられます。そして、市庁舎としての実面積の確保が行政機能のキャパを決定づけます。分庁舎の解消は明確ではないようですが、是非とも一本化して欲しいと考えます。
更に、中心市街地のある市庁舎が真に市民向けに解放され、土浦市を訪れる皆さんを迎え入れる顔と空間であるなどをシッカリ企画してほしいと念願します。
加えて、公共交通の中心で結節点であることの意味を道路と駐車場の適切な整備で応えて欲しい。更に、駅前の美化に注力していただきたいと考えます。
ウララⅠに移転前のイトーヨードー跡地の所有や利用についても今後の課題となるでしょう。駅前に土浦市所有地が多くを占める状況だからこそ土浦市の責任は重いと感ぜずにはいられません。