本日の茨城県議会決算特別委員会は、土木部と生活環境部の質疑です。今日の質疑は、昼食を除いて6時間20分という長丁場になり、各委員から多方面にわたる質問が出て、執行部も難儀することが多かったのではないかと思われます。
あらためて決算特別委員会のあり方を考えます。私自身は、決算であるからには計数的な側面から事業の成果を問い、時に課題を詳らかにすることで、予算と決算の確たる整合性を認めたいと考えます。そのためには、やはり委員会資料のあり方、執行部説明の方法、私自身のことを思いながら議員の研鑽を考えます。
さて、私は土木部に対して「リース方式による街路灯・防犯灯のLED化」について提案するものとなりました。
エネルギー政策の転換が叫ばれる今こそ大胆な発想と決断でLED化を進めるべきだと思います。そして、これは初期投資金額をゼロにでもできる「リース方式」とのセットで考えられるものです。
県内の道路照明は、16,339灯、年間電気料金は2億9千万円です。これらを土木事務所単位で、数年計画でLED化の実行をしようとするものです。まずは、LEDの品質を選定する委員会を立ち上げましょう。適切なLED照明を専門性と透明性を持って選定すべきです。そして、一般競争入札で受注者を決定しては如何でしょうか。
先進地である大阪府では、リース契約を、
①リース期間は、10年間
②受注者は、設置とリース期間中の管理をする
③不具合対応は、48時間以内とすることを契約条件とし、
④照明柱の破損等の事故対応は大阪府が対応
と責任を明確にするなどとしている。
複数年契約のリース契約が、単年度という会計制度の中でも無理なく対応できると私は考えます。
その費用削減効果は、1灯当たりの年間リース料は5,496円、電気料金は、約5,000円、従来のナトリウム等の維持費と電気量―料金の合計約18,000円から比較して約4割の削減効果が期待できると言われています。また、CO2削減効果もあるものです。
そこで是非とも予算要求の必要のないリーダーの決断だけでできるLED化を来年度事業として採択することを臨みたいと思います。