自民党の圧勝に終わった第46回衆議院選挙は、①投票率が大きく減少した中で、②民主党の壊滅的な自滅が自民圧勝に繋がりました。
自民党安倍総裁に笑顔がないのも頷けるように思います。自公320議席超の責任は、3回続いた余りにも小選挙区制の大きなスイングを、次回総選挙に当てはめたくもなります。そして、何といっても、景気回復も外交も、誰が行っても簡単に成果がでるようなものではありません。厳しい現実が、間違いなくそこにあります。
我が公明党も、10議席増加の31議席を頂きました。大いなる期待を複雑な現実世界で担わなければなりません。この31議席は、小選挙区の9議席確保によるものです。比例で言えば、21議席から22議席へと1議席を増加させた内容です。
改めて比例区公明党の難しさを感じます。私自身は、北関東ブロックで、31議席増となったことがこれ以上ない喜びです。名簿登載3位の輿水恵一さんの当選は、地方議員の誇りです。地方から国を変えるを、実感を持って遂行してくれることを確信しています。この勝利は、地方の勝利なのです。嬉しくてたまりません。実は、輿水さんの電話番号をスマホに登録する時に、『輿水恵一(衆議院議員)』としていました。私の秘かな決意でした。これが事実として叶ったのです。
さて、あらためて公明党が、小選挙区と比例区を分けて選挙戦を戦うことへの難しさを感じます。しかしながら、公明党が小選挙区に候補者を立てることは容易ではありません。また、惜敗率による比例復活は、比例区選挙のあり方を根本的に変えてしまいます。現行選挙制度は、矛盾を抱えながらも比例復活という議席確保の妥協案を模索した結果に特色があることを思い知ります。この小選挙区と比例を結ぶ復活を、廃止する決断が必要だと思えてなりません。
加えて、政党と議員個人のあり方も、これから深化させ納得させていかなければならないと思います。民主党を離党した議員への審判は本当に厳しいものがありました。議員が、議員であるために使った数々の理屈は、所詮自己保身であると国民は判断したと思われます。
ともあれ、今回解散の条件に選挙制度改革があります。単に定数削減に終わるのか、選挙区割り変更があるのか、中選挙区復活のような大規模のものか、いずれにしても選挙制度の改革がなされれば、新制度による選挙をする必要に迫られるでしょう。すると一定の周知期間をへて解散の要請が怒るかも知れません。
来年は、参議院選挙と都議選があります。その次の26年には、茨城県議選があります。この前後は総選挙有りとも思えてなりません。今日から、新しい政治の戦いが始まりました。