【中心市街地活性化】成功の鍵は、行政・会議所・商店街の熱意と団結。成功体験、責任と情報共有、利益体質を学び実践しよう。

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 茨城県商工労働部中小企業化が主催する「中心市街地活性化セミナー」が、県南生涯学習センターで、約100名の自治体・商工会・商店街などの皆様の参加で開催されました。
 公園と意見交換は、「長崎県諫早市における中心市街地活性化の取り組み」と題して、この取組の三本の矢である、行政・商工会議所・商店街のキーマンの方が講演されました。
 諫早市は、土浦市と人口において同規模であり、土浦市が中心市街地活性化事業の国の認定を目指していることからタイムリーな企画でした。
 諫早市の基本計画は、「賑わうまち」「安心して生活できるまち」「人が集うまち」を目指して計画され、行政においては10年間担当を変えずに選任させ、商工会議所は情報により行政と商店街を結び付け、3つの商店街は競うことから協調することで活性化に取り組みました。
 国の制度を積極的に利用し、商店とともに居住地を作ることで利用客を増加させる、まちづくり協定を作成し補助金等の支援を強化するなどしたそうです。その成功の秘訣は、①小さな成功の積み重ね ②合意形成と決断 ③商店街と商工会議所と行政のチームプレー ④利益サイクルの実現としました。
 それは「なあなあ」にしない妥協を排し、責任ある姿勢を貫くことでした。加えて、後継者の意見を大事にするなどリーダーシップと協調体制に一歩先行く取り組みのようです。
 講演では、①できることを少しづつ ②決めたことはスピーディにを徹底しているとも述べられました。その①が「まちづくり協定」に結実し、②は少人数な会合にも山インが参加しタイムラグなく意見要望の共有がされているともありました。
 これらは中心市街地活性化だけに留まらない事業遂行の本質をやりきっているということであると思われ感動します。
 今日お聞きした先進事例は、茨城県の各商店街にあってもできることです。しかし、なかなか難しいことでもありそうです。商店街の地元の総意と団結で、茨城県にあっても成功事例を作って参りたいと思います。