3月1日は、県立高等学校卒業式が各地で開催されました。私も昨年に引き続き土浦一高にお伺いして未来を担う俊英の門出をお祝いさせて頂きました。
土浦一高――全日制・普通科・第65回の卒業式はです。旧姓中学時代を含めば明治30年の開校依頼創立115年、卒業生3万人を輩出した優秀校です。
今年の卒業生は、男子211名、女子115名、合計326名。武井校長先生は、卒業生が先輩の模倣ではない新しい歴史を作り、厳しい勉学にも十分な成果があったと卒業生の健闘を称えました。
そして、①「世のため社会のために役立つ人間たれ」と、「ノブレス・オブリージュ」という「位が高ければ徳高きを要す」と一高生の使命の自覚を訴えました。
更に、②つらく苦しい時こそ己を磨く時」と、これからの人生においてピンチの時は必ず来る、その知己にどう行動するかによって人の大きさが分かると人生の要諦を諭しました。
次いで、同校同窓会である「進修同窓会」の会長である幡谷会長は、3年の友情を大切に次のステップに進み、在校性として体験した東日本大震災の経験を活かして、これからの人生が報恩感謝の思いを貫いてほしいと述べました。
次に、PTA会長の祝辞の後、土浦一高の特色である「学年主任挨拶」がありました。これは、学年主任の卒業生への最終授業とも言えるもので、英語教員として学年主任自身の50才を捉えて
①湯川秀樹50才のエッセーの英訳を求めながら「荒野に臨む開拓者」として明日の進むべき道を模索するとき加古の人生を振り返る必要性を訴えました。
次いで、東日本大震災のお見舞いに来日下ブータン国王のエピソードを通して
②心の「龍」とである人格を磨き、心の龍を大切にすることを述べました。
更に、後漢書から
③「疾風に勁草を知る」をひいて、苦難の時こそ人生の真価を発揮すると述べられ、正解のない時代であるからこそ躊躇しないで挑戦することが大切だと教えられました。
その後在校生の送辞、卒業生の答辞と続き、卒業生は「自主 協同 責任」の恒君に触れて、熱く本気になれる仲間との出合えた恵まれた環境を作ってくれた同級生と先生と両親への感謝を心を込めて述べました。
未来を託す卒業生の皆さんを拝見して、全員が大人材であることが分かります。勉学にも学校行事にも精一杯の挑戦をし、本当の友情を育んだことが良くわかります。私たちは、期待に心を躍らせながら足下の課題に取り組んで参りたいと思います。