ボランティア活動を支える形として「有償ボランティア」を定着させられないかと考えています。
各地では、シルバー人材センターの有償部分をロンコインに整理するなど、誰もが自らのできる範囲で、簡潔に人のために尽くす制度が必要だとし思います。そのためには、無償のボラティアから一歩抜け出した少額な有償性があって継続が担保されるように考えるからです。
横浜市は、介護施設でボランティア活動した高齢者に対し、換金可能なポイントを付与する「介護支援ボランティア」に取り組んでいます。通称は、「ヨコハマいきいきポイント」と言い、2009年10月にスタート。市内に住む65才以上の高齢者が研修を終えて登録するものです。1回の活動で200ポイント迄取得でき、1ポイントが1円で、年間8000ポイントまで換金できます。昨年末の登録数が7079人。受入施設は、特養老人ホーム、老健施設など303施設。
厚労省の書簡で行われる地域支援事業の一つであり、全国に約60の事業があるようです。ボランティアが無償であることは尊いことです。その上で、幅広い高齢者の皆さんを巻き込んで、ボランティアの実績の結果が分かることはお金以上に生きがいになるのかもしれません。
地域支援の形を現実的に推進するためにも有償ボランティアの推進を検討したいと思います。