【期待と心配】国民に憲法議論醸成は時期尚早、ましてや危機や感情論をてこにすることは許されない。

 今日は、午前、午後、夜と20~30人のグループの会で県政報告させて頂くとともに、地元のご家庭にご挨拶をさせてい頂きながら数々の話題に花が咲きました。
 まずは、連立与党としての公明党への期待がありました。安倍内閣の高い支持率を歓迎し、できれば安倍内閣が3~4年程度継続することを願っている方ですら、今の憲法96条改正への動きを注目しています。それは、96条を改正手続方法と捉えていて、安倍総理の真の目的は何かという疑念と言えます。
 96条の意義をどう捉えるのか。手続方法のハードルを下げ別の目的に突き進むのか、それとも、改正手続きの要件緩和により憲法議論を湧き起こそうとしているのか等、この問題の論点が整理されていないことが最大の問題のように思えます。国民は、現時点で憲法改正の必然を感じていないのではないのだろうかと実感してきました。
 ただ北朝鮮から発せられる緊張状態などは、日本の国防や世界での役割を考えさせられるきっかけになりそうです。しかし、だからこそ感情に流されない冷静な議論が必要です。法である限り、各条文の構成が肝要であり、一部を見て全部が見えないというわけにはいかないと思います。
 次いで頂く話は、人材の不足と言うものです。国政におけるリーダーシップは安倍総理の評価に直結しています。次に、県政や市政となると多くの方が、新しい人材の台頭を願っているようです。それは現在に対する不満ではなく、新しい人材のチャレンジこそが政治や経済等を活性化させるという当たり前の心情なのかもしれません。ここに応えていく事が私たちの役割ですから、心してお話を聞かせて頂きます。
 更に、金融緩和から株価上昇と円安を受けて景気回復の期待は高まっていまするしかしながら、多くの方は自身の実感としての景気回復を期待し、もしかすると悪影響を心配しているようです。きめ細かな説明と納得こそが肝心であると思い知らされます。景気の気は確かに上昇していますが、これを実のあるものにする、いわゆる成長戦略の実体を、気に遅れることなく実行しなければ、腰折れの状態になるかもしれません。ここが大事です。
 多くの方は、自公連立に期待し、事に公明党の役割に期待して頂いて下さいます。ここを決して無にすることなく頑張って参ります。