今日の毎日新聞3面の「火論」(玉木研二専門編集員)のコラムは、映画「ひまわりと子犬の7日間」を紹介しながら、人と犬の信頼関係を展開して、「犬の伊勢参り」を紹介しています。
それは犬が伊勢参りをしているというものです。それは江戸時代の文献にあるそうだ。伊勢参りの夢を住まいのを離れらけない人びとに代わって犬のが単独で「代参」する。
そして、この犬の伊勢廻りを可能にしたものこそ多くの無名の人々による世話と善意のリレーであるとしています。犬の心安んじて伊勢参りを果せる本質は、「おせっかい」とコラムは述べています。
確かに「おせっかい」文化は廃れたように思えます。「おせっかい」が迷惑となって感じられる荒んだ何かが、ある意味自己正当化されていく傾向があると思います。人と人の関わりの希薄さが、いざと言う時の絆の細さになっていることは人間社会の負のベクトルのように思います。
ちょうど地域の各組織がスタートする時期になりました。持ち回りの班長さんがいて、お祭りや地域清掃などの役割分担を終え、町会長さんたちのボランティア活動が始まります。誰かが先頭に立つことで地域が動き出します。役員の皆さんに感謝したいと思います。
今日も自宅周辺にご家庭をご挨拶して見ますと、阿見町の東京医科大学茨城医療センターの保険診療再指定の話題が出ました。3ケ月で再指定になったことを喜んでくださると共に、署名活動で集まった多くの方の願いの大きさと重さを皆さんが語られました。
政治活動と言っても市井の皆さんの心を離れて成り立つことはありません。共感の輪を広げゆくことの大切さを改めて学びます。