本日は、茨城県吟詠剣詩舞総連盟・県南土浦地区協議会の主催する第36回吟詠剣詩舞大会が、稲敷市江戸崎公民館で盛大に開催され、大会顧問として出席させて頂き、併せて親しくご挨拶させて頂きました。
漢詩や詩歌を学びながら心豊かに誇りある伝統文化「吟剣詩舞」を普及されている皆様は、日頃の研鑽を思う存分発揮されていました。
午前の部は、会員の皆様が「一詩を吟じ切りたい」とのことで、特に絶句一題を最後まで吟じられました。
背筋を伸ばし、呼吸を整えて、真っ直ぐに心豊かに吟じているお姿は凛とした面持ちで、詩の世界に迫っていく息吹と緊張が見られました。
お好きな詩を吟ずるということは、なかなかないものです。
漢詩の世界は遠くにあり、中国ですら漢字は簡略されて、漢詩は日本に学んでいるとのことです。
やはり、日本人の文化的素養の深さに感動致します。
午後は、経験豊富な方や、既に師範のお立場にある先生方の吟詠剣舞でした。
素人の見方で恐縮ですが、やはり手捌き足捌きのキレと止めが見事で、私には詩の音や意味は分らないけれど、伝わる迫力を感じました。
写真を撮る身からも、写真撮影しやすい方は、キマッテいる形にシャッターも自然に収まるものと思われます。
今大会の最後に吟じ舞われた、<舞>の藤翠流吟と舞会宗家・神宮寺藤翠先生と<吟>の刀水流吟詠会宗家・小嶋刀水先生は、もっともっと聞き見ていたいと思われ、鍛錬と精進と精神性に感動致しました。
普段の先生方とは違う素敵な世界をお持ちで、ここまでの《道》を思うときに、私は大会に呼んで頂いてありがたいと感謝致します。