【チーム学校】スクールソーシャルワーカーの人数確保や常勤化により学校の組織改革や教師資質の向上をる

 私も県議会で質問し推進していた「チーム学校」の充実が図られることになりました。
 文部科学省は、スクールソーシャルワーカーを計画的に配置して、学校の組織改革や教員の資質向上を図るため「次世代の学校・地域創生プラン」を公表しました。計画は、昨年12月の中央教育審議会(文科相の諮問機関)の答申を踏まえ、今後進める施策と工程表を盛り込んだものです。0127_3_g[1]
 チーム学校は、教員と外部人材が連携して学習指導の充実、いじめや貧困などの課題に対応するという考え方です。スクールソーシャルワーカー(SSW)は現在も一部の学校に配置されているところですが、多くは非常勤で人数も不十分との指摘があります。このため関連法の改正をめざし、SSWやスクールカウンセラー、部活動指導員らを法令上必要な職員と位置付けた上で、全国展開する方針のようです。
 また、教員の資質向上に向け、学生が学校現場を体験する「学校インターンシップ」の導入、教員の経験年数ごとに身に付けるべき能力を示した「教員育成指標」の作成を進めるとしています。
 地域と学校の連携では、保護者や地域住民らによる支援組織の機能強化や、先進事例の普及啓発を段階的に行うことを盛り込んでいる。
 国際調査からも世界一多忙とされる日本の教職員の負担を軽減し、質の高い教育をめざすために「チーム学校」の推進を提言して参りました。その政策実現の一歩が示されたものと思います。