再開の要望が多く寄せられていた土浦市「水郷プール」が、本日竣工式を迎え、来る７月１６日（土曜日）からリニューアルオープンする運びとなりました。
　水郷プールは、平成２３年の東日本大震災で深刻な被害を受けました。地盤沈下、プール施設のひび割れ、プールサイドの一部空洞化、漏水などが指摘され、復旧が危ぶまれた時期もありました。土浦市議会は、再開に向けた今後の水郷プールのあり方を特別委員会を設置して審議し、限られた予算の中から時機を得た規模での復旧再開を推進たものです。
　水郷プールは、敷地面積１７，９０９㎡。今回、①長さ２７０ｍ幅６ｍ水深１ｍの流水プールをメインに、②２５ｍ８コースの多目的プール、③ミニ滑り台やバケツアウト、噴水を配置したちびっ子プール、④直線３０メートルが３レーンと曲線８０メートルと５０メートルが各２本のスライダープールを設置して、幅広い要望に応える設備が整えられました。
　また、ロッカー室等も、男子女子の区別とともにファミリー供用ロツカーを配置し家族連れに配慮、トイレや迷子案内にも工夫を凝らしました。
　更に、流水プールは、車椅子でも入水できるようにスロープが設置され、障害を持つ子どもたちにも水遊びの楽しみがあります。
　屋外には、売店もあり、蕎麦やうどんなど安価な価格設定が光ります。
　開業期間は、７月第３土曜日から８月３１日までの、午前９時から午後５時までです。
　本水郷プールは、総事業費１９億９９百万円。施行は、株木・折本ＪＶによるものです。
　起工式は、澄み切った青空の大晴天に恵まれ、テープカットや安全祈願祭が執り行われました。また、初めて水郷プールを満喫したのは、大岩田小学校の生徒たち。まずは、スライダープールで勢いよくプールに滑り込み、大きな水しぶきを挙げて、喜びを爆発されました。また、流水プールを友だちとはしゃぎながら泳ぐ様子は水郷プールができて良かったと納得させるものでした。