安心安全まちづくり市民集会。詐欺に騙されない、「うたがう」「相談」はカッコ悪くないやさしい社会を。

 第14回土浦市安心・安全まちづくり市民集会が土浦市・土浦警察署・土浦市地区長連合会・土浦市まちづくり市民会議・土浦地区防犯協会を主催のもと盛大に開催されました。
 主催者を代表して中川市長は、空き巣や自動車盗、高齢者の事故を未然に防止して住みやすい土浦市を市民協働で作り上げたいと述べ、小山土浦警察署長は、県内随一の防犯・交通ボランティアの活動に感謝しつつ自分の町は自分で守り抜いて参りたいと述べました。
 講演では、「犯罪被害に遭わないために」をテーマに黒沼裕之土浦警察署生活安全課長が講演しました。
 「泥棒はお金を盗むが家屋敷は盗めない。家事は、家屋敷を焼失させるが土地が残る。ドラ息子は、お金も家屋敷も土地も亡くしてしまうから一番始末が悪いかもしれない。そこで考えて欲しい。ニセ息子に騙されて、お金も家屋敷も土地も失う理不尽さを。だから、偽物に騙されてはならない」と。また、「ニセの息子から、『会社の金を使い込んだ。外で妊娠させた』と言われて信用してしまう。そんな息子にしてしまったのか。良く考えればそんなことはない。息子を信用していない親がそこに居る。だから、冷静にならなくてはならない」ともユーモアを交えて講演されました。
 
 そして、大事なことは、①うたがう、②相談する であると。電話詐欺の共通点は、①お金の話になる、②電話を紛失しているであり、洗脳されるような会話がなされる。だから、騙されないために、①従来の電話番号に電話する、②カッコ悪くないから、息子に市役所に警察に相談してみる ③人の意見を聞いてみる。銀行などは不審な様子に声掛けしているを十分に知って行動してほしいと話されました。
 次の講演は、「高齢者を狙う悪質商法と対処法」をテーマに中江元子茨城県消費者教育講師の講演。
 シニア経過つのキーワードは、三つの不安です。①お金 ②健康 ③孤独 の三つのKですと指摘。これらの高齢者心理をついて詐欺事件が起きており、騙されやすい心理状態を揚げながら、進化する詐欺事件の実例を教えて下さいました。そして、消費者ホットライン「188(いやや)」の活用を呼びかけました。
 講演の後は、茨城県警察音楽隊の勇壮洗練の演奏を鑑賞し有意義な市民集会になりました。
 騙されやすい方は、私は騙されないと思っているそれなりの余裕のある方ばかりです。時に、儲け話で騙される方も知るかもしれません。騙されることはカッコ悪い。世間体が悪いかもしれませんが、その心が悪の温床となり、詐欺を増長させているとも思えます。騙されない環境づくりは、社会の責務として取り組んでいかなくてはならないと思います。
 

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