【刻の太鼓】土浦藩の伝統を継承し、未来の土浦の時を刻む。土浦城櫓門に「刻の太鼓」の響きが拓く朝。

 6月10日、時の記念日。
 土浦市では、伝統の「刻の太鼓」が、鳴り響きます。
 刻の太鼓は、土浦城櫓門(やぐらもん)の楼上で、明六つと暮六つに太鼓を打って城下に時刻を知らせていた伝統です。城主が時刻を知らせることで、時間の管理をして領民の生活を律していたとすれば大切な政治の場であったかもしれません。
 太鼓は、胴内の墨書から明和7年(1770年)に製作されており、土浦藩の廃藩まで打ち鳴らされ続いていたとすれば約100年の歴史を見ることができます。
 刻の太鼓保存会により、平成19年から復活した刻の太鼓。
 「土浦に過ぎたるものが二つある。関の鉄砲、刻の太鼓」。土浦の伝統の響きは、しっかり伝承され、土浦の未来の時を刻んでいます。
 

2016-06-10 土浦市 刻の太鼓 099

 

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