9月6日、茨城県議会代表質問が行われ、県議会公明党を代表して八島功男議員が登壇。大井川知事に、県政の課題について質問しました。
冒頭、八島議員は、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が到来した」との国連グテーレス事務総長の言葉を引用し、県議会と県は、県民の心からの叫びに耳を傾け、県民の安寧と平和のためにあらゆる政策を投入しなければないと、訴えました。これに対して、大井川知事は、「『活力があり、県民が日本一幸せな県』の実現に向けて全力で取り組む」と、応じました。
八島議員は、内水氾濫について質問。取手市双葉地区においては、6月2日から3日にかけての豪雨により、床上浸水325棟、床下浸水241棟に上りる被害が発生しました。内水氾濫の典型とも言われるこの事例を挙げ、八島議員は、内水氾濫への取り組みを大井川知事に質しました。
また、持続可能性のある農業基盤整備への取組について、「6月豪雨の農作物・土地改良施設の被害対策」と「農業基盤整備と用排水コントロール」との2つの視点から、質問しました。八島議員は、利水面だけではなく治水の面からも、農業基盤の整備を強調しました。
さらに、「TX土浦延伸と東京延伸の一体的な取組」と「常磐線特急の羽田空港直接乗り入れ」について取り上げました。大井川知事は、つくばエクスプレスの土浦方面への延伸実現に向けて具体的なルートなどを検討するため、関係部署で作るワーキングチームを県庁内に発足させることを明らかにしました。