視覚障害者向け音声コード「ユニボイス」、茨城県税務課が導入

茨城県税務課は視覚障がい者に配慮した情報提供の試みとして、2024年1月に住民に発送した障がい者の自動車税減免に関する文書に、文字を音声化できる「ユニボイス(音声コード)」と呼ばれる2次元コードを印字しました。
ユニボイスは、印刷された文字を耳で認識できるツールとして、JAVIS(日本視覚障がい情報普及支援協会)が開発しました。最大800文字の情報を収めることができ、専用アプリ(無料)を入れたスマホをかざすと読み上げが始まる仕組みです。

県税務課がユニボイスを取り入れた文書には、2次元コードの位置が指で分かるよう紙の端に切り込みが入っています。税務課では「自動車税や個人事業税の通知書などへの導入も検討している」と説明しています。

「ユニボイス」導入は、2023年、ビックサイトで開催された行政施策に関する展示会で、県議会公明党の八島功男議員が、JAVISの代表者と懇談。その後、県議会でもプレゼンを行い「音声コード」の有効性を確認し、今回導入に至ったものです。
なお、「音声コード」の活用範囲は、障害者福祉のみならず外国人観光者にも有効です。今後も様々な展開を図ってまいります。